ダッシュエックス文庫DIGITAL ユリシーズ0 ジャンヌ・ダルクと姫騎士団長殺し

著者名：春日みかげ【著者】/メロントマリ【イラスト】

集英社（2017/11発売）

• ISBN：9784086312103

内容説明

騎士養成学校で殺害事件発生……くっ、殺せ!!　百年戦争の最中、馬上槍(ジョスト)試合を間近に控えたパリの騎士養成学校で、シャトー修道姫騎士団団長が殺された！　死体の周りには、なぜか盃(さかずき)で象(かたど)られた五芒星の紋様が……何者かの陰謀を感じたモンモランシは、錬金術の知識を駆使し、その謎に迫ろうとする。その一方、モンモランシとは別に調査を進めていたリッシュモンに正体不明の追跡者が……。　表題作をはじめ、ドンレミ村でのジャンヌと妖精たちの交流とモンモランシたちの学園生活、そしてフランス軍に壊滅的な被害を与えたアザンクールの戦いの真相など、本編の前日譚を含む四編を収録。　混沌の百年戦争を描き尽くす歴史戦記＋能力バトル＋伝奇ファンタジーの三位一体巨編(トリニティサガ)、シリーズ初の短編集!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[HANA]

本編の前日譚を含めた短編集。かなり間が空いていたせいかあまり覚えていなかったというのが正直なところではあるけれど、本編にかすりながらも別の話とも捉えられる感じではあったのでなんとか楽しめた。次はもう少し早めに出てもらいたいところ。

2017/11/28

[真白優樹]

モンモランシの学園での日常やジャンヌの日常、そしてかつての戦いの真相も描かれる今巻。―――全てはここから始まる。正直、打ち切りになっていたのかと思っていたのはここだけの秘密である。話を戻し、今巻はかつてあった学校での賑やかな日常や、まだ聖女になる前の少女の穏やかな日常が描かれており、この先に鮮血に塗れる戦いが待っているとは思えぬ程の平和な日々が描かれている。この先に待っているのは長き戦い。その長き戦いのこの先の行方とは。永き戦争の先に待つのは我々が知る歴史か、それとも別の可能性か。 次巻も楽しみである。

2017/10/29

[くろう]

くっ、アニメ化･･･だと！？な本編の前日譚を含む短編集。ドンレミ村でのジャンヌと妖精たちの交流。何かを予感させるような幼女様。そしてモンモランシたちの学園生活。騎士養成学校で起きた殺人事件。錬金術探偵モンモランシ！！モンモランシを奴隷にする権利を賭けて闘うジョスト試合。そして、取り返しのつかないアザンクールの戦い･･･。久々過ぎて誰がどこの誰なのか迷子になりつつ、次の執筆をなさってるそうで楽しみです。それにしてもバタール･･･こんなかわいいコが女の子なわけがなかった。

2018/01/19

[P-man]

久しぶりに読めたので色々と忘れてしまった……ユリスってなんだっけ……。普段は長編なので我慢できたが、短編集の中でぼんぼん設定ぎゅうぎゅうにされると流石にちょっと物足りないような。やっぱり普通に続きが読みたい。

2018/06/14

[KAZE@がんばれない]

ユリシーズ0、読了。ジャンヌ・ダルクと姫騎士団長殺し。ユリシーズの前日譚と、学校パートと成長後パートの間の話との短編集な感じ。相変わらず読み辛いのに加えて、人物が入り組んでいるので大変だった。ジャン多過ぎ問題。ピエール・コーションが出てきたりフス派の話が出てきたり。歴史が動いてる

2018/04/01