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内容説明
長年の作家活動とともに今も各地で行われる講演が、堅苦しくなくて人気の著者。好評な理由を本人は、何十年ものあいだ身近にあった“落語”にあると分析している。若い時から落語で笑い、しんみりした気分にも、身につまされた思いもしたりして、多くを学んだという。落語はいわば人生劇場。登場人物は私たちとそれほど変わりない。切っても切れないのが親子の縁だし、女は冷静で大胆、男は臆病で間抜けなもの。騙すほうも悪いし騙されるほうも悪い、人はお金に困ると判断を誤ってしまうことなど、人間の本質をさりげなく学ばせてくれる。また、自分の怒りを上手にコントロールする方法や、権力や規制には知恵とアイディアで対抗することなど、落語国の人たちは、どうすればたのしく生き抜くことができるか、粋に教えてくれるのだ。本書では、それらを血肉とし作家活動を続けてきた著者が、選りすぐりの作品をあらすじとともに解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雑賀THE王
1
関西生まれ、関西育ちなもんで、 昔から落語は上方落語と相場が決まっており、 江戸落語は毛嫌い?食わず嫌い?していた節があったのだけれど、 本書を読んで、 江戸落語を聴いてみたくなった。 備忘録 「笑わせる話」も「泣かせる話」も、その基底にはだれもが経験する「心の傷」へのいたわりがある。 2017/12/16
言いたい放題
0
死神とまんじゅうこわい。のみ読了。2024/09/23
kaz
0
紹介されている噺はメジャーなものばかりで、ストーリーも概ね頭に入っている。解説されている筋立てについて言うと、細かなところでスタンダードなものと微妙に異なっているものも見られる。それぞれの噺の教訓を説教臭くならない程度に説明してくれるのがありがたい。噺は、青菜、明烏、麻のれん、禁酒番屋、うどん屋、厩火事、掛取り、火事息子、かつぎや、紙入れ、かんしゃく、堪忍袋、紀州、紺屋高尾、三枚起請、死神、心眼、付き馬、千両みかん、蕎麦と殿様、だくだく、唐茄子屋政談、長屋の花見、猫の皿、ねずみ、鼠穴、はてなの茶碗等。2018/07/23
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