楽園の羊は泣きかたを知らない（１）

著者名：奈々巻かなこ【著】

講談社（2017/11発売）

• ISBN：9784063910834

内容説明

聖なる神秘の島。「聖牧童」と呼ばれ、１６歳までしか生きられぬと定められた、触れてはならぬ禁忌の少年たち。「聖牧童」のクリシュターナとシュラは、島に流れ着いた東方の青年・雪蔵との出会いがきっかけで、「聖牧童」の定めを逸脱し始める。二人の運命は…！？　「イーフィの植物図鑑」「港町猫町」の奈々巻かなこ最新作！　美しくドラマチックなアジアン・ファンタジー、待望の第１巻！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[しましまこ]

病んだ者が救われる奇跡の儀式、奇跡の島。祭の闇は深く16歳までの命の少年…輪廻やら陰謀やらガッツリのダークファンタジー。よきわんこが(本人は狼主張してるが)癒しだ。

2017/11/07

[ハルマル]

聖獣に命の一部を食わせ、人の病を治す少年、聖牧童。彼らは16歳までしか生きられない。神話に隠された秘密は何か？重厚な命の物語、開幕！

2017/10/20

[海]

「港町」や「イーフィー」とはまた、路線をガラリと変えてきて、なかなか抽斗の多い作家さんだと思いました。ほのぼの路線から一転、今度は「毒」を前面に出してきた感じで、絵にも色気が増しています。続きが楽しみです。

2018/02/16

[紀梨香]

病を癒す聖獣を操る聖牧童たちは、16歳までしか生きられない。エスニック美少年、東の国から来た狼男、腹黒い首長の宰相とキャラクターが魅力的。島の秘密が知りたくて一気読みしました。

2019/06/10

[marilyn]

二人の美少年が最高！躍動感にワクワクし、サブキャラも味があって、アジアンな雰囲気と神秘的で壮大な物語の始まりにドキドキしました！生と死、聖と邪が絡み合って紡がれていく展開に続きが楽しみな作品です。2巻で終わりだなんて勿体ない・・・。