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内容説明
不況にあえぐ小売業界のなかで唯一右肩上がりの業績のコンビニ。「小売」だけに留まらず「サービスステーション」の道を歩みだしたコンビニの現在を徹底取材。セブン-イレブン「御用聞きへの道」、ローソン「多面化で個性のある店舗展開」、ファミリーマートの「グローバル展開」……。三者三様の戦略から、不況日本の生きる道が見えてくる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ntahima
41
近くて遠い国、似て非ざるもの。そんな言葉で語られて来た日韓関係。私にとってのそれは正にコンビニであった。複写機が、Faxがない!やけに広い。その割に品揃えが… 店内にカウンターがある、店の前にはプラスチックの丸テーブル。時々、店内にも。第4章に『先を読み過ぎても消費者はついてこないし消費者の変化を追いかける形になると時すでに遅し』『変化の兆しをつかみ少しだけ先を行く施策を講じれば消費者の「欲しい」にマッチできる』とある。韓国社会は日本の様なコンビニを求めていないのだろうか?それとも単なるインフラの問題か?2012/07/30
佐島楓
21
セブンプレミアムのセブンイレブン、「らしさ」を追求するファミリーマート、「イノベーション」がキーワードのローソン。三者三様のコンビニ業界、不況下でも成長を続ける裏話がわかりやすく取材されている。やはり「人対人」というところを大事にしているのはどこも同じ。細かい戦略の立て方には驚かされる。マーケティングのあり方にも参考になるのではないだろうか。2012/03/09
みゃーこ
15
東日本大震災後、できる限り店を開け続け商品を供給したコンビニという業態が消費者の多くから社会インフラとして認識されるようになった。コンビニは地域住民の集いの場としてコミュニティに密着した社会的企業を追及し成長をし続けているようだ。世の中の環境に対応し常に変化し続ける「先を読む目」を持ちつつ他社との差別化を図ることがコンビニが生き残る所以だと思う。厳しい時代を生き残る戦い方が随所に散りばめられている。もはや敵なしだな。2012/07/23
テキィ
10
私の職歴は、コンビニ向けの商品企画から始まった。まだ神戸にはセブンがないころで、休みのたびにわざわざ京都まで商品の配置を調べるため何度も何度も見に行ったことを思い出す。「変化への対応」20年以上、本当にブレがないなぁ… 著者の語らいはちょっと鼻に付くが、慣れたらそれ程でもない。2012/04/11
Shuhei Amaya
8
日本最強の小売業態、コンビニ。以前チラチラと見聞きした有り様と、最近のコンビニは、まったく異なる業態になっていることに驚き。強い企業はどんどん変革していく。弱い企業は既得権益にしがみつく。セブン、ローソン、ファミマ。コンビニ3強だが、三者三様なのも驚き。トップが異なると企業文化もまったく異なる。個人的に一番好きなのはファミマです。2012/04/09