内容説明
一般庶民から江戸の通人、金持ち商人のあいだで広く愛される居酒屋『みつば』。その魅力は、酒と肴のうまさだけでなく、主人・勘兵衛の人柄にあった。まじめで平凡な中年男の勘兵衛であるが、豊富な酒の知識とともに、ときおり見せる腕っぷしの強さもなかなかのもの。しかも、どれだけ飲んでも酔わないという、まこと不思議な人物であった。そんな勘兵衛のもとには、いつの日からか、さまざまな厄介事や事件が持ち込まれる。それもそのはず、かつての勘兵衛は『鬼』と呼ばれた猛者で、将軍家慶の小姓を務める歴とした侍だったのだ。うまい酒とともに、快男児の活躍を味わうシリーズ第二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
34
ほんとにドジです(;´∀`)。この巻が続きの2巻目でした。順調な読み方をしていたようです。巷には巷のワルがおり幕府の中にもワルが。お酒は美味しいのに最後に悪酔いしそうな鳥居耀蔵が登場したんです。「子吉の女房」に登場していた鳥居耀蔵のあの根性の悪そうなイヤぁな顔が(笑)・・俳優さんごめんなさい(;´∀`)。まだ続きそうなのに続きが無い。面白いのに残念です。今は🍺が美味しいですが冷酒に切り替えようかしら(*^^)v。2022/06/04
ひ ろ
19
★★☆☆☆ 前作同様、ストーリーは面白いが、終始酒関連で鼻白んでしまう。 タイトルでおおよそは見当ついたのに。2023/04/09
のんぶぅ
1
居酒屋・みつばのおまささんに給仕をしてもらいたいような....男の人がかっとなった時には....雑巾を掛けながら、深川の芸者さんに教えられたと、まいりましたね。上方から江戸に送られる酒を下り酒とか、四文二合半(将軍の居酒屋)に出てきた言葉に引っかかってましたが、やっとこさ理解できました。呑んだくれにて参考にしたいです、もっぱらの焼酎党が、これを機に日本酒に切り替え....なんて...、燗で飲むのが、昨今のブームとか。物語の流れに外連味のない小気味の良さを感じます。2016/03/12
あき
0
前作同様、酒と肴が美味しそうで読後に一杯やりたくなる。剣菱は美味しいよね。先日読んだ「よこやり清左衛門」と同じく鳥居耀蔵が悪の黒幕で登場。鳥居の嫌われ者っぷりが(笑)2020/02/03