内容説明
人々から恐れられ、あがめられていた妖怪も時は平成、絶滅の危機に瀕していた――。由緒ある寺の末息子・恵留はある日、父のぎっくり腰で寺が代々請け負っている妖怪の結婚相談を代理で務めることとなる。とはいえ妖怪に関して全く無知で、補佐役の妖怪・白澤のシロにも呆れられる始末。そこで、同じ大学の美人な変わり者・軽井沢小町に助っ人を依頼することに。奥手の天狗、強面のデブ猫妖怪、束縛の激しい雪女……一筋縄ではいかない彼らの縁結びはいったいどうなる!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
49
アヤカシも人も結婚に至る道が遠くなってきたようだ。私の若い頃など釣書とお見合いで。そうこの恵留君のようなおばさんにお世話になって・・射止めた亭主(#^^#)。今は婚活とかsns?って言うのがあるらしいけれど・・ややこしい殿御や娘御も多々いらっしゃるようで。「縁を結ぶ」・・一人じゃないよって言う意味もありますよね。大切にしたい「縁から絆へ」2巻目はまた明日読ませてもらいます2020/04/28
よっしー
23
人間達だけではなく、妖怪達も婚活を頑張るご時世になったのですね。妖怪と言えど、伴侶は誰でも良いわけではなくて、人でいう高学歴・高収入の人を探したり、相手への希望が高かったり…。ある意味難易度の高い相手探しを色んな壁に直面しながら頑張る姿が良かったです。ただ、相手の恋を成就させるばかりなのが気になります。たまに出てくる兄二人が良い味してますね!!続編もあるようなので、楽しみです。2021/07/23
み
23
さくさくと♪妖怪も婚活するのねぇ、異種でもいいんだぁ、とビックリしつつも、青年の成長話しとしても楽しみました。次作も楽しみです。2018/11/14
ホシナーたかはし
16
中扉の朱門さんと美栄さんに惹かれて購入。最近結婚相談所の説明会に行ってきたばかりで、まさにタイムリーなネタでした。結末がやや駆け足気味だったのが気になりましたが、次巻も読みたいと思った作品でした。2017/11/14
ううち
13
お寺にある妖怪専門の結婚相談所のお話。よたちはほのぼの系。恵留くんのちゃちゃっと作るお料理が美味しそう。 進路?にはずいぶん葛藤したようですが、少しづつ自信をつけて道が決まったみたいですね。 大福好きのシロと小町ちゃんのツンデレが可愛らしい。2018/09/30