内容説明
考えなさいと言われるが考える方法についてはさして語られてこなかった。体系も不備。それていて思考力の強化とだけ唱えられている。
論作文や読解分析講義を推進して、そこに「考え方」の欠落を見出した。
子どもどころか大人こそこうした領域に無頓着ですぐに馬脚を現している。
「北風と太陽」などを例として徹底した思考方法を解き明かす秀逸の書。動詞に着目したり、文法論に入り込んだり。縦横無尽のミヤガワの宇宙。楽しみながらハッと肝心なことに気づかされる。角川新書から「北風は太陽に負けない」で書き下ろし。



