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内容説明
2015年、電通に勤めていた高橋まつりさん(当時24歳)が過労によって亡くなったことは記憶に新しい。同社では、過去にも若手社員が過労死している。過ちはなぜ繰り返されるのか。日本社会は、労働者をより冷遇するような状況に進んでいるように見える。パワハラを始めとする様々なハラスメントも横行している。労働弁護士が、ブラックな職場の問題に横たわる背景を検討しつつ、ホワイトな社会の実現に向けた具体的な解決策を示す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
34
労働裁判に関わり、労働組合も支援している現場を知っている弁護士だからこその視点でブラック職場の現実をリアルに指摘した良書だと思いました。過労死があたり前のように存在し、人間らしい働き方ができない日本社会のゆがみが、なぜ起きるのか考えることもできました。また、ホワイトな社会に向けての希望も実際の組合運動や市民運動を捉えることで指摘していることも重要だと思いました。労働者のあたり前の権利を私たちが知っていく活動も重要だと思いました。2017/12/12
えいなえいな
14
先日友人がパワハラを理由に上司を訴え、結果上司は処分を受け自分は東京から大阪へ転勤していきました。パワハラやセクハラで声を上げやすい世の中にはなっていますが、その後元通り気持ちよく働けるかといえば難しいように思います。そう考えるとやはり未然に防ぐことが必要かと思います。僕はどちらかといえば労働者を使う方なのですが、一つの言葉というよりは日頃のコミュニケーションに気を使う方が大切なんじゃないかと考えています。そんな訳で勉強のために読んでみました。2019/01/09
よみ
6
過労死のことや労働法について等、まったく知識のない私みたいな人にもわかりやすく、丁寧に解説してくれています。 ワークルール教育を高校で取り入れるという案に大賛成…というか、一通り学んでから社会に出たかった、な…… 2018/09/16
ふたば
3
派遣やパートという形態は、責任の範囲も職務の内容も限定的で、そうであるがために勤務時間や報酬が抑えられている、のだと思っていた。実際当初はそうであったはずだ。現在の実情はそれとはかけ離れた現場が多くみられ、働く者は虐げられて疲弊していく。利益を追い求めることがこうした現状を招く大きな要因の一つとされているが、企業は利益を上げられなければその役割を果たせない。確かに経営者の利益のみを求める企業は、こうした搾取を平然と行い高笑いかもしれないが、多くの企業は利益を上げることそのものが厳しいのではないだろうか。2017/12/03
みやこ
2
非正規と正規の待遇の差どうにかならないのかな…弱い者は泣き寝入りの現実に嫌気がさす2021/03/14
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