新潮文庫<br> あしながおじさん(新潮文庫)

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新潮文庫
あしながおじさん(新潮文庫)

  • ISBN:9784102082034

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内容説明

孤児院で育ったジュディの人生に、とびきりのチャンスと幸せが舞い込んできた。名を名乗らない裕福な紳士が、奨学金を出して彼女を大学に通わせてくれるという。ただし条件がひとつ。毎月、手紙を書いて送ること。ジュディは謎の紳士を「あしながおじさん」と呼び、持ち前のユーモアがあふれた手紙を書き続けるのだが――。最高に素敵なハッピーエンドが待ち受ける、エバーグリーンな名作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あきぽん

133
祖母が愛読した本。ちゃんと読んだことがなかったけれど、3ヶ月かけて原書で読破しました!昔から女目線での理想の女の子は、「頭が良くて強い、しかし決して怖い感じではない」なんだなあと思いました。赤毛のアンもそうですね。ちょっと違うキャラクターですが。昔の少女小説のヒロインは、時空をこえて、あなたの親友となり励ましてくれます。2018/11/05

アン

118
小学生の頃、初めて読んだ時のときめき。孤児院で育ったジュディが、名を伏せた紳士により、作家になる勉強の為に大学へ進学させてもらえることに。条件は月に一度、学生生活の様子を「あしながおじさん」へ手紙にして伝えること。彼女が生き生きと率直に綴る手紙はユーモアに満ち微笑ましくなる程ですが、感謝の気持ちを忘れません。これまでとは違う環境で様々な人と出会い、経験を重ねることで、戸惑いながらも知的に心豊かに成長していくのです。時を経てもジュディは愛すべき女性であり、花の蕾が開くような幸福な気持ちに包まれます。 2020/04/29

NAO

91
再読。孤児院の理事からの奨学金で大学にいけることになったジュディ。彼女は、ひとなみであること、自由な人間として生きることを強く望んでいる。だから、ジュディは「あしながおじさん」からでも、必要以上のプレゼントを拒否する。その態度は潔癖ともいえるほどだが、必要以上の施しを受けないということは、彼女のプライドを維持する上でとても大切なことだったのだろう。明るく、誇り高く胸を張り、ちょっと背伸びもして。でも恋には疎くて。本当に、ジュディの魅力は、尽きることがない。【新潮文庫の100冊 2018】2018/07/05

kaizen@名古屋de朝活読書会

87
文学者を夢見る少女。支援を申し出る足の長い男性。 孤児の少女の物語の3大傑作。アン、プリアンナのように表題に人名が入っていないところがみそ。ある意味、育芸。 英語の題は、daddy long legs。英語でも読んだ。 2020/03/05

はじめさん

85
令和4年 7月23日ーー文月の文の日。書簡体小説の傑作「あしながおじさん」をお題に、オンラインで読書会を開催します。かしこ。(ときどき男でも使う人いる)https://bookmeter.com/events/9521 / 孤児院で暮らす女の子が、篤志家に文才を認められて、大学進学。寄宿生活での友情と、思春期の恋・・・リアルでは相談できる相手のいない出来事も、おおらかな気持ちで受け止めてくれる「あしながおじさん」相手での手紙では本音を綴れる・・・果たして、この2人が出逢う未来はあるのだろうか。

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