アフター・ビットコイン―仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者―

個数:1
紙書籍版価格
¥1,760
  • 電子書籍
  • Reader

アフター・ビットコイン―仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者―

  • 著者名:中島真志【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 新潮社(2017/11発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103512813

ファイル: /

内容説明

日銀出身の決済システムの第一人者が、未来の通貨として注目されるビットコインの崩壊を、その設計と運用の両面からいち早く予測。さらに仮想通貨の中核技術「ブロックチェーン」が、ゴールドマン・サックスや三菱東京UFJ銀行、そして各国の中央銀行を巻き込みながら、金融界に大革命を起こしつつある状況を鮮やかに描く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

98
中島先生の本は本当にわかりやすくて読みやすくしかも私のいいたいことをかなりいわれています。ビットコイン自体は本当に一種の投機商品なのでしょう。それよりもブロックチェーンというものの役割が重要だと喝破されています。確かにそうで今後はかなりこれを利用して金融機関のかなりの業務のコストが軽減されていくはずです。フィンテックについてはかなり懐疑的な私もブロックチェーンの将来性はかなりあると思います。2017/11/08

えちぜんや よーた

92
挑戦的なタイトル。ただしそのタイトルに値するだけの事実について一つ一つ丁寧に「冷や水」をかけていっている感じ。たしかにGOXやCoincheckの騒動を見ていると仮想通貨には「財産的価値」しかないように見える。チューリップバブルのとき、球根は球根なりの価値に落ち着いた。ただビットコインには本源的価値はゼロの可能性が高いらしい。中央集権によらない「リバタリアンな世界」を目指した仮想通貨やブロックチェーン技術が、実は世界各国の中央銀行によってデジタル通貨の基本技術になっている現状。どれもこれもはじめて知った。2018/01/31

Willie the Wildcat

70
コトの本質は何かが明確であり、ビジネス・技術両面で要点を簡潔に説明。入門編/確認目的に最適。技術面はもれなくブロックチェーン。暗号技術、ブロックチェーン技術、そしてプルーフオブワークがキーワード。ハッシュ値とナンス値が鍵となるセキュリティ面が、ビジネス機会を拡げる。昨今の関連事件は、ブロックチェーン技術の問題ではない!既知だが重要なリマインド。ビットコインは各種問題点のみならず、独占性と発行上限が潜在リスク。変動要素は、もれなく政府介入。ギャンブル性を是正した通貨化、これが私の希望。”可能性”は有る。2018/05/04

Miyoshi Hirotaka

43
概念や用語は難解だが、ビットコインは海上コンテナに酷似している。運賃の大部分を占めていた荷役作業がほぼゼロになり、規格化の動きが港から鉄道、トラック輸送へと広がった。現在、ビットコインは、マイニングという分野での競争が熾烈。電力コスト勝負なので、投資対効果は早晩消える。一方、中核技術のブロックチェーンは世の中を変える可能性を秘めている。人手がかかっている国際送金、証券決済、未公開株取引、議決権行使などの分野での応用が期待されている。鉄の箱は四半世紀で世界を変えたが、電子通貨はもっと早く世界を変えそうだ。2019/03/21

kawa

34
昨今の仮想通貨騒動を横目に、カヤの外状態であったのだが、仕事関係で、そうも言っておれず本書を手に取った次第。仮装通貨の実態を把握するのには、前半の100頁で良く理解しやすい。その後は、仮装通貨を技術的に支えるブロックチェーン(インターネット以来の発明だそうな)の可能性の概説なので、業界関係者でなければ飛ばし読みでOK、2~3時間で読了できる。「仮想通貨の仕組みに疎い人ほど相場の先行きには楽観的であり、中身に詳しい人ほど警戒的に見ている傾向が強い」(筆者後書き)疎い私の直観も警戒警報…、遊びならいいかも。 2018/02/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12328162
  • ご注意事項