アフター・ビットコイン2 仮想通貨vs.中央銀行―「デジタル通貨」の次なる覇者―

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アフター・ビットコイン2 仮想通貨vs.中央銀行―「デジタル通貨」の次なる覇者―

  • 著者名:中島真志【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 新潮社(2020/06発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103512820

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内容説明

フェイスブック「リブラ」はなぜ迷走したのか? 「デジタル人民元」の実用化を急ぐ中国と、それを猛追する各国の中央銀行の思惑とは? 香港発の「疑惑のステーブルコイン」とは? 独自開発に動き出した大手米銀の狙いとは? 「デジタル通貨」の覇権をめぐるIT企業・民間銀行・中銀の三つ巴の争いを、第一人者が鮮やかに描く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

se1uch1

50
リブラ、ステーブルコイン等の流れやCBDCの各国の取組みについて詳しく理解できた。一方で、何故CBDCを発行しないといけないのか、特にCBDCではなくて、民間デジタル通貨が次の覇者になった世界では何が問題になるのかについてはもっと語って欲しかった。日本ですぐに民間デジタル通貨が普及するとは思わないが、海外からの影響がどんなものがあるのかもよく分からない。場合によっては、個人への啓蒙活動をより積極的に行わないといけない場合もあるのかもしれない。2021/07/31

kawa

28
前著「アフター・ビットコイン」が解りやすい良書だったので、図書館新刊コーナーで目に留まり早速の借り出し。で、こちらも面白くサクサク読了。デジタル通貨・リブラの構想を発表したフェイスブックがスターターとなって、民間企業、民間銀行、中央銀行の3者による開発競争がスタート、ここ数年で急速な普及が見込まれるのだそうな。本書はそんな有様を解りやすくリポートする良書。(コメントへ)2020/11/04

Yuki2018

6
4年前の本だが、CBDCに関して現在も続いている議論が、分かりやすく纏まっている。この4年間、想定通りには進んでいないことの裏返しでもあるだろう。民間銀行によるデジタル通貨への取り組みも、中央銀行のCBDCも「それがどんな問題を解決できるのか」がそもそもハッキリしないし、AMLの問題についても答えは出ていない。政治的な焦りがあることは理解するものの、かなり根源的な課題にも解がないとすると、喧伝されているような方向に進んでいくかどうか。相当怪しいように感じる。2024/02/24

桜餅

5
ビットコインは、ブロックチェーンによって取引の信用は担保されるものの、無から有を生み出しているコインであり、裏付けとなる資産がない。一方リブラは管理主体もあれば裏付け資産もある。これはブロックチェーンを利用しているだけで本質的にはこれまでの通貨と大きく変わらない。「取引の信用」と「裏付けの信用」の両方が揃って初めて安心して使える通貨になるのだと思うが、ブロックチェーンが解決してくれるのは「取引の信用」だけなので、「裏付けの信用」を信用コストを抑えて実現できれば、新たな通貨が生まれるのではないかと思う。2021/01/25

nori

5
I am afraid, if author is one of opinion leaders, because he does not understand all king of fiats are NOT guaranteed by real asset after Nixon shock of gold convertibility. This book was published in June 2020 but did not refer to QE due to covid-19.2020/09/01

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