内容説明
航空自衛隊で戦闘機パイロットの敵役として空を飛ぶ陸。生と死の狭間に絶えず身を置く訓練で着実に飛行技量は上がり、その一方で空への純粋な憧れは薄れつつあった。管制官になった速、救難ヘリを操る菜緒、F‐2乗りの笹木ら、かつて競い合った友が自分の道を一歩ずつ進むなか、陸は何を求めて空に上がるのか。そして彼は天神に出会うことができるか。大人気シリーズ、ついに感動の完結。
目次
プロローグ
第一章 精彩
第二章 遮光
第三章 閃光
第四章 斜陽
第五章 倒景
第六章 光芒
第七章 晨光
第八章 光彩陸離
エピローグ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃ
62
夜更かし必至シリーズ『天神』最終巻👏前作から3年が過ぎ陸はアグレッサーへ、速もコブラに昇格した。しかし強さを求るあまり、重圧からか陸の天真爛漫な性格は、思いやりを忘れた頑なものに変わってしまう。嫌な奴になったら去って行く者も多いだろうに正面からぶつかってくれる仲間の存在、上官、父親、みな格好良くて痺れました😳終盤はまさにタイトルのブルズアイ✨こちらまで視界がぱぁっと開けて思わず笑みが浮かぶ清々しさ。熱いけど爽やかな、夏空みたいな物語だった。戦闘機の知識も増えたし読めて良かった!大満足😋★52020/07/01
馨
54
天神シリーズが完結してしまい少し寂しいですが良い終わり方でした。登場人物皆がそれぞれの前に進むべき道を見つけ、自分で決断を下し成長していく姿がカッコよかったです。現実においてもアグレッサーという部隊は、最強集団という立場やプレッシャーも相当なものなんだなと思いました。本作もやはり速の魅力が満載でした。最後、陸のじいさんは陸軍ではなかったか?とやや疑問がわきました。2017/11/05
ゆきちん
50
天神シリーズ4作目で最終巻。ついにパイロットの頂点アグレッサーに上り詰めた陸。でもその容赦ない敵役っぷりに彼らしさを失っていく。外伝で零児がブルーで足掻いたように、今回は陸が足掻き、速も殻を破り、恋愛も決着し、陸パパも新たなスタートを切り。大満足の最終巻だよ。このシリーズ良かったな。2017/12/27
akio
39
いつの間にか完結していたんですね。始めの頃は面倒なのは速で、陸はそのまままっすぐに突き進み続けるんだろうと思っていたのですが、素直なだけに一番やっかいにこじらせたのも陸だったのかもしれません。でもそれも成長で、陸も速も自分を持った大人になりました。これからも悩んだり後悔したりしながら、ますますかっこよくなるのでしょう。菜穂との関係だけは早急に大人になれよ、とも思いましたが(笑)。なかなか完結巻良かったです。2020/02/14
まるぷー
26
アグレッサーとなった陸。コブラとして誘導する速。しかし、部隊にいたころの陸と速や奈緒、そして舞子は違和感を覚え距離を置く。陸は強さを求めるあまりに、純粋に空を見つめ飛ぶことを忘れてしまう。陸自身も自分が見えなくなり苦悩するが、仲間により支えられる。特に速の「空地一体」により「らしさ」を取り戻す。今回、祖父一八郞の法事で始り、最後の演習の場面に零戦に乗った一八郞が表れ「空は天神に繋がっとる。しっかり飛べ、見とるぞ」この言葉に吹っ切れたんだろうな。奈緒とあのような結末になるとは。舞子の進路も意外。天神完結だ。2018/02/27
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