内容説明
動物生態学者・朝倉は、ハヤブサ科の鳥、チョウゲンボウの群れの渡りを追跡している際に、通常ありえない高度を飛翔ルートに取る異常行動を観測した。朝倉は、このことからある仮説を導きだし、その仮説を裏づけるような異変が報告されはじめる。それは単なる動物の異常行動ではなく、地球の命運を左右する凶変の始まりにすぎなかった。人類の生存を賭けた熾烈な戦いを描いて、人間存在の根源に迫る、究極のハードSF!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シンエンジャー K
1
作者の文章がどちらかというと冗長なせいもあって、アニマル・サスペンス展開あたりまでは正直退屈だったけれど、軌道上でのモンスターパニックになったあたりから、一気に面白くなってきた。最後のほうでちらっと語られる「パンドラ仮説」は、今の所とくに目新しいものではないので、あと3巻でこれがどう化けるか楽しみ2014/08/11
taka0808w
0
久しぶりのSF作品になんだかわくわくする。全4巻の長丁場でなかなかの滑り出しで2巻以降期待大。2016/12/16
iwazer
0
忙しいさなか、ちらっと本屋に入って目に入った。ちょうどSFが読みたかったのと、久しぶりに大好きな谷甲州が読めるのは楽しみだ。全4巻の長編。 半分読んだところ。えらい事がたくさん起こってきた。 強烈に面白いが怖い話だなぁ。地球上で人間だけが特別な知性を持った生物であるという前提が覆されたと仮定したら・・・ぞっとする。ある意味ホラーSF。 2008/02/24
鐵太郎
0
出だしは、チョウゲンボウという鳥を、ロボット鳥で追う朝倉知幸(動物生態学者)から始まります。この鳥がヒマラヤ山脈を越えるという。ネパールからインドへ抜けるルートをさぐるためにロボット鳥を飛ばし、それをモニターするのは主人公の一人、朝倉知幸(あさくら・ともゆき)。出だしから見事に甲州節ですね。推論。不可解なデータ。意外な展開。理論に合わない状況を説明する新しい理論。パートナーへの疑念。聞けばいいのに聞かずに悩むもどかしさ。新たな視点と新たな理解。傲慢な口調で割り込む第三者。 おやおや。変わらないなぁ。2008/05/11
アストリアス
0
本棚整理の道草第二弾で1と2を一気読み。あぅ、なんか行ったり来たりでなかなか先に進まないので、ちょっとイラッとしたりしてみる。起承転結のセオリー通りで、1と2で「起・承」となっていたハズ。なので3はガラッと変化する予感。2013/04/25
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