内容説明
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怒りや憎しみでは、問題を解決することはできません。
それらを解決できるのは、思いやりと真の優しさによる癒しだけなのです。
世界平和を持続するための手段は「思いやりによるゆるし」しかない――そう私は思うのです。
1980年代からチベットに入り、チベットの風景とそこで暮らす人々を見つめ、撮影してきた写真家、野町和嘉氏による写真もあわせて掲載。
海外でも写真集を出版するなど、写真家として国際的な評価も高く、数々の賞を受賞している野町氏と、ダライ・ラマ14世による初のコラボレーション。
「ゆるすとは何か?」「生きるとは?」という
永遠不変のテーマから「チベット問題」まで――
ダライ・ラマ14世の名言を厳選して収録。
強くて優しいダライ・ラマの言葉。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ルル
16
1200円でこんな言葉を購入できるなんて本はすごいです2017/07/28
すぱちゃん
13
帯「怒りは力ではなく、弱さのしるしなのです」。まさに納得。本文「怒りと憎しみこそが私達の本当の敵なのです。これこそが私達が全面的に立ち向かい克服すべき相手なのであり、人生に時として現れる一時的な敵は真の敵とはいえないのです」。素敵な言葉がいっぱいあります。チベットは中国から敵視され、つらい立場にありますが、ダライラマ14世は世界の平和を願い、また、中国の世界に対する役割についても述べています。何かを敵にして終わるのではない法王さまの言葉は、この世界に響くでしょう。そして、多くの味方を得るでしょう。2019/12/11
Mill
6
「ほんとうの意味の思いやりは、まず自分自身に対して向けられるべきものだと思います。まず自分自身に思いやりを持ち、それを周りの人たちに向けて広げていくのです。つまり、自分自身を忌み嫌い、嫌悪しているような人は、他者を思いやる事など不可能なことだからです。」「怒りこと憎しみこそが、私たちの本当の敵なのです。これこそ私たちが全面的に立ち向かい克服すべき相手なのであり、人生に時として現れる一時的な『敵』は真の敵とはいえないのです。」 2012/10/19
す
4
苦しくて辛い思いをした人ほど優しくなれるというのは確かにそうなのかもしれない。侵略に対しても強くなれる契機になったため感謝する、というイデオロギーや立場を越えた寛容さは名前の通り海のような広大な懐と徳を持っているように感じた。2017/03/30
芸術家くーまん843
3
きっとさまざまな問題が起こり怒りや恨みなど負の感情を持ったことだろう。ただそれを来年にまで持ち越すのは決して得策ではない。なぜなら結局怒りや恨みは自分を傷つけてしまうから。このゆるす言葉によるとゆるしとは相手を無罪放免にする手段ではなく自分を自由にする手段。もしわれわれが永遠に誰かをゆるすことができないとしたらそれは永遠に自由や幸福を実現できないことを意味する。他者によって生かされ他者を思うことによって救われるか?リセットされ新しく生まれ変わる時代、頼りになるのは己の心だけ、心を鎮めるための一冊。2013/12/30
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