内容説明
高層ビルとクリーンなイメージのシンガポールだが、一歩ウラへ踏み入れると、そこは混沌とした活力に溢れている。マレー系、中華系、インド系、それぞれの文化は個性を保ちながらも混ざり合い、様々なローカルフード、アート、建築、雑貨などを生み出している。HDBと呼ばれる団地を覗き、ホーカーセンターで食い倒れ、華僑道教の奇祭「九皇帝祭」を追いかける。ガイドブックにはけっして載らないシンガポールの素顔を、暮らすように旅して綴る。シンガポールが退屈って言ったのは誰だ!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホッパー
66
シンガポールに濃密に10日住んでみた、というお話。情報量が多くイメージしやすい。食べ物の描写もとても美味しそうで、シンガポール料理が食べたくなる。。2022/11/13
あじ
46
海外慣れしている著者が飛行機の手配から、ホテルの予約、荷造りに至るまで手際よく語る─内容はシンガポールの日常を再現した“暮らし”といえばいいのかしら。映画やローカルな歌謡祭に足を運び、スーパーで買い物して、団地で民泊体験。ホテルから出ない日を設けて旅から脱出した模擬暮らしをする。そういう意味での『特濃』です。★3/5 タイトルに“暮らし”とありますが、自炊する訳ではありません。写真はありますが全てモノクロ、文字率高い読み物です(これまでの森井さんの書籍をイメージしている方は要注意)。2017/11/27
ぶんこ
35
森井さんの日本各地のスーパーや、北欧などのスーパー、雑貨の本が大好きなので、楽しみに手に取りましたが、いつもと少し変わっていて、写真も白黒で品物の良さが伝わらないのと、出かけた先の描写も頭に残りませんでした。多分私の頭が丸く柔軟でないせいでしょうが、(10日間を時系列に日記のような書かれているのが好みなので)「暮らすような」という感じが伝わってこなかったのが残念です。2020/08/31
yutaro13
20
シンガポールでの生活をイメージするために。もっとカラー写真が豊富だと良いなぁ。以下は自分用メモ。マカンストラ(ストリートフードの評価本)、ヘリテージトレイル、映画『881』『ILOILO』、ドラマ『小娘惹』。2021/12/14
yuko
12
シンガポールに行くので読んでみました。著者ならではのシンガポールを楽しむ様子が詰まってます。2018/03/13