目次
V.S.プリチェットからエリザベス・ボウエンへの書簡
エリザベス・ボウエンからV.S.プリチェットへの書簡
グレアム・グリーンからエリザベス・ボウエンへの書簡
V.S.プリチェットからグレアム・グリーンへの書簡
グレアム・グリーンからV.S.プリチェットへの書簡
エリザベス・ボウエンからグレアム・グリーンへの書簡
著者等紹介
山形和美[ヤマガタカズミ]
1934年生まれ。東京教育大学大学院文学研究科修士課程修了。文学博士(筑波大学)。筑波大学名誉教授。元聖学院大学大学院教授(アメリカ・ヨーロッパ文化学研究科)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
七
4
題名に引かれて手に取ったけれど、詰まるところ作家としての自己に内在するジレンマについて婉曲に述べ続けているだけだった。大学入試の評論問題に採用されそうな文章(^^;) 「作家論」を語りたいようだが結局は「社会批判」の堂々巡り。試験にこの文章が出たら絶対に解けない、笑2021/06/16
砂出し天然コンキリエ
1
「私は疎外された人たちの意識的な弁護を薦めているのではない。事実私はプロパガンダを少しも弁護していない。ディケンズやチャールズ・フッドによって書かれたような弁護をしているのではない。小説家にとって再創造の行為自体は、共感を巻き込む。彼自身が共感できない人物たちは、真に再創造されていないのだ。プロパガンダは無垢なる人たちへの、もしくはプロパガンダが無垢とみなしたがる人たちから共感を引き出すことだけに関心を持つ。そして彼がこれをなすのは、罪ある人を犠牲にして行う。彼もまた泉に毒を注いでいるのだ。2013/03/08
悸村成一
0
余計な感想だが、ジョージ・オーウェルが列挙した「書く」理由はもっと明快。図書館本。2013/12/12
timeturner
0
あえて往復書簡という形をとり、《終局的態度》を避けたことで、(1950年代固有のいくつかの問題は別として)時代を超えて広がっていく可能性が与えられていると思う。2013/06/07