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内容説明
AI、スマホ、ゲノム編集……世の中を大きく変える「主流X」は、突然生まれるものではない。なんらかの予兆が必ずある。なのになぜ、多くの人は見逃してしまうのだろう? ひと握りの特別な人間にしか、未来は見えないのか? 本書を読めば、未来を自分で読むコツを身につけられる! 世界で話題の未来学者、待望の新刊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜長月🌙@5/19文学フリマQ38
62
未来予測を提示してくれる本ではなく学問的に未来を予測する方法・手順を説明しています。とは言え具体例も豊富に紹介していて例えば車社会の1,5,10,20,30年後を解説しています。あとAIやIT産業の未来など。グーグルもウーバーも自動運転システムを開発しているのは広い視野で未来を見て今の事業につながると考えるから。空飛ぶ車が実現しないという未来予測は残念。2020/10/03
たらお
14
この世に生まれてくるどんな製品がトレンドになるのか。そう簡単にはシグナルは掴めそうにないが、歯ブラシのように欠かせない、煩わしさのないものが残っていいくとのこと。グーグルが検索、モバイルOSの分野を席巻し、今度は自動運転車、宇宙エレベーターなど全く違う分野の開発をするのかと思いきや、自動運転が主流になれば余った時間は結局グーグルのサービスを使う時間が増えるだろうし、グーグルが稼ぐ点ではつながってくる。物を使う側なので、企業の未来的な思考には想像の及ばないものがあるが、取り残されないようにと思う。2020/02/01
山のトンネル
5
著者は未来学者。なんとなく胡散臭い。世の中に埋もれた小さなトレンドが本物の潮流であるトレンドなのか、一時的なトレンディかを、見極めるすべを伝える。それは未来を作るのが人の価値観に左右されるということ。つまり、人の本質的なニーズを捉えることが重要。空飛ぶ車が100年間実現しなかった要因をニーズから分析すると…人間は①空を飛びたい?②安全で無駄なく移動したい?後者のニーズが強く、満たされていた場合(車などが既に存在)、実現には長い時間がかかると予測される。金の流入、知識の流入、権力の流入。その流れを読む。2022/04/29
Roy
4
未来学なる分野があることを知り、手にとってみた。ある事象が生じたときに、一過性のものなのか真のトレンドなのかを見分けるにも分析の手法がある。工数が多いのですべて頭に叩き込むのは難しいなと感じたが、CIPHER(矛盾、変曲、慣行、工夫、極端、希少)によってトレンドを見分けるという点が面白い。2020/07/17
人工知能
3
著名な未来学者が書いた本。未来予測は確度が低いのだけど、その中でもいかに未来予測するかが書かれている。過去の時点での未来の話はいかようにも説明できるので、率直に言って客観性には欠ける内容だとは思うが、それでも実際に未来予測する際には参考にできる本だとは思う。社会の端に着目、トレンドを探す、本物のトレンドか確かめる、トレンドがどのステージなのか見極める、トレンドを踏まえた戦略を考える、ラストチェックを行う、以上のプロセスが具体的に書かれている。2018/08/02