内容説明
次々と街を滅ぼしてゆく神(シバ)に反発を覚えながらも〈傍観者〉として世界(アスカ)を旅し続けるジェノス。ジラクの町を目指していた彼は、雲を突き抜けんばかりに巨大な塔を発見する。実はその巨大な塔こそがジラクの町であり、民は塔の完成のため、寝る間も惜しんで働いていた。スパイの容疑をかけられたジェノスは、執拗なまでの拷問を受ける。しかしすんでのところで好色家の町長に助けられ、最上階で塔の建築にあたることになった。そこで彼は、ジラクの塔が何のために建てられたかを知って……。傑作ファンタジー第2弾。※この商品にはイラストが収録されていません。
目次
プロローグ
第一話 “I WILL MOVE ON UP A LITTLE HIGHER”
間奏
ブリッジ
間奏
第二話 “COME ON CHILDREN, LETS SING”
間奏
第三話 “THE LAST OF THE BLUE DEVILS”
エピローグ
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
朱音
4
ジェノスシリーズ後編。神VS悪魔の、前編で広げた風呂敷をうまくたたんだ感じ。歌と演奏のシーンはよい。…まぁグロなんだけど。唐突に京福がでてくるのはちとローカルでうれしい。2009/06/17
ありさと
1
うーんSF? なのかな? BL? エロ本? トロンボーン? 主人公がトロンボーンで戦うというので読まねば!と読んだのだけど、まさかスライドでスパスパ切るとは。石突きで喉を突き通すとは。相棒はなぜか薩摩示現流の使い手(?)だし。美貌の悪魔に愛されちゃうし。黙示録だし。いやもう意味わかんねえ。どうもこの世界〈アスカ〉の設定がなんでそうしちゃったの、てとこが多すぎてよくわからないのだが特に説明もなかった。なに考えてたんだ神は。『来りて歌う』のほうでのバンド演奏シーンは良かった。さすが。2014/12/15