角川文庫<br> 幕末蒼雲録

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角川文庫
幕末蒼雲録

  • 著者名:新美健【著者】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • KADOKAWA(2017/10発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041058398

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内容説明

狂瀾怒涛の幕末。京都島原遊郭に育った美少年・椿は、生まれながらにして人を斬る術を心得ていた。ある日、椿は芹澤鴨という男と出会う。南朝の皇子を探す芹澤の存在が、椿の周囲を脅かし――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

maito/まいと

14
絶対負けそうにない主人公と、彼を取り巻く積年の陰謀。そして愛蔵渦巻く京都を舞台にした、ある種幕末オールスターメンバーとの会合は、歴史のびっくり箱を開けてしまったかのような爽快感。あんまりこの手の時代小説は読んでいないのだけど、この作品はあえて史実にも踏み込んでいきそうで先の楽しみが大きい。一見、お色気とエロ描写に目が行ってしまうが、背後に隠れる南朝復権の思惑はありそうで、あんまり描かれなかったテーマだけに不気味さが漂っている。これ、続編はあるんだろうけどどう収めるのだろうか?2018/04/20

niz001

8
帯の『峰隆一郎の後継者』の文字に魅かれて購入したものの「そうかなー?」って気分。伝奇色が強いからか?敵役が新撰組の芹澤派というのは珍しいか。2017/11/05

辺野錠

1
ベタな幕末ものかと思ったら南朝と言う要素が絡むのが面白いと思った。冒頭書かれる京の都の解釈も面白い。様々な実在人物が登場する他にも芹沢鴨VS岡田以蔵というドリームマッチが楽しかった。この話はプロローグと言う印象なのでこの先どうなってどう伝奇していくのかが気になる。2018/02/22

ぱんだモン

1
設定はユニークだし、主人公もどんな素性かと期待を持たせる人物だけに、彼が活躍する内容なのかと思った。こんなエロ系小説だとは装丁から分からなかったので、騙された感満載でしたが、男性読者ならとても面白く読めるかも! あとで著者がゲームライター出身と知り、なるほど納得な内容。2017/11/10

0
美しく強くある種の無垢な主人公の少年と周囲の欲望を抱えた大人達の対比が良い。2022/02/04

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