内容説明
ひょんなことから異世界トリップしてしまった滝川あかり。エスガラント国の第二王子、オーベルに保護された彼女は、彼の王位継承を「姉」のフリをして後押しする代わりに、日本に帰る方法を探してもらう契約を交わす。王を選定する議会の日まで、あと少し。忙しくも充実した日々の中、二人は徐々に絆を深めていく。そんなある日、敵対中の王妃が仮装舞踏会を開くことを知ったあかりは、向こうの内情を探るべく、反対するオーベルの目を盗んで舞踏会への潜入を試みるが――!? 愛と陰謀のロマンティック・ファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
るぴん
27
あかりを召喚した人物の正体が予想外で驚いた‼︎そして一番気になっていた姉設定をどう攻略するのかは…そうきたかー!という感じ。少々強引ではあるけれど、納得できる落とし所だと思う。ただ、こういう異世界トリップ物って、死んだ後にトリップするならいいけれど、あかりのように突然引きずり込まれた場合、元の世界に残された家族のことをどうしても考えてしまうんだよなー。あかりも最初は帰る方法を探してたのに、最後は愛を取ったってことかしらね。ファンタジーに突っ込んでしまうのは悪い癖(´〜`;)2022/05/14
陸抗
19
最終巻。シロを保護するだけでなく、白の民の差別をどう無くしていくか、あかりの奮闘と、オーベルの焼きもちが見ていて楽しかった。王妃の動きが、いかにもな悪役の行動で苦笑も出たけど、だからこそ安心して読めた。あかりとオーベルの、その後ももっと読みたかったな。2019/02/28
TAMA
11
うふうふがいっぱいで楽しかったけど。なんちゅうか急いで片付け感が。王妃様もう少し暴れる用意とかライバル弟王子の深く考えてない場当たり感とか。それはそれでリアル。気が付かないもんね。王道の恋物語もう少し読みたかったです。2018/02/01
sai
5
読みたかった続き! 2巻でもドキドキにやにやさせて頂きました。トントン拍子とまでいかないけど色んなことが起こって少しだけテンポ早く感じた…でも仮面舞踏会に復旧作業、そして決着の王位継承者の決定。オーベルとあかりの触れ合いが楽しくて、疑問が解かれるとこはわくわくして面白かった。冷静にキリッとした姿が多いから今回の挿絵で照れたり、きょとんとした顔だとか少し幼さを感じさせるものがあって可愛かった。2018/04/26
浮草
4
意外な召喚の黒幕と大団円。お約束は安心して読めるなぁ。2018/06/11