内容説明
低迷する大阪を教育で立て直すーー.二〇〇八年,知事の「教育非常事態宣言」とともに始まった数々の改革ーー頻回のテスト,学校統廃合,特色ある学校づくりなどーーは現場をどう変えたのか.コロナ下で市長に「学び合う学校」への転換を提言した校長をはじめ,教師,保護者たちの声からこの一〇年を検証する.
目次
第一章 ある校長の「良心宣言」
「胸をかきむしられる思い」
「校長先生は何の間違いをしたか?」
「強制からは何も生まれてこない」
久保さんを変えた子どもたち
「自分への怒り」
第二章 「被害者は生徒ですよ」
「教育非常事態」
「先生だけを引っぱたいても仕方ありません」
「日の丸・君が代」を切り札に「一点突破の全面展開」
「大方針は僕が決定していきます」
「リバティおおさかが休館したのは痛いです」
「自主的」に競争教育を進めさせられる教員
「競争がうまくいく分野もあれば、いかん分野も山ほどある」
第三章 「行政が差別をシステム化してるんです」
公教育への不信を増幅する「チャレンジテスト」
危機に瀕する大阪の人権教育
「排除する教育は倫理観を持たない子どもたちを育てていきます」
子どもたちが育みあう「魔法のような時間」は評価に値しないのか
「特色ある学校より、特色ある子が一緒の方が面白くなる」
貧しくされた大阪の教育
終章 「世界一平凡な学校」を
学力が「通貨」となった米国の公教育
目の前の子どもを「発見」する仕事
大阪の教育改革関連年表
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