ちくま新書<br> ムダな仕事が多い職場

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ちくま新書
ムダな仕事が多い職場

  • 著者名:太田肇【著】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 筑摩書房(2017/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480069887

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内容説明

空回りする仕事、顧客への過剰なサービス、不合理な組織体質への迎合……。海外の企業と比較すると、日本の会社は仕事の進め方にムダが多い。この傾向は生産現場よりも、ホワイトカラーの職場において著しい。「職場のムダ」を排除するためには、働き方を変えるだけでなく、仕事やサービスに対する考え方にメスを入れなければならい。本書では、わが国の職場・社会に存在する「ムダ」を浮き彫りにするとともに、それがなぜ排除されないのかを掘り下げて論じる。そのうえで、どうすれば効率化できるかを説く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きょちょ

27
過剰なサービスによるムダってあるよなぁ。 宅配もそうだったし。 とんでもないクレーマー⇒「社長を出せ!」「やめさせろ!」「土下座せい!」なんていう奴にまともに付き合っているのも大きなムダ。 ペヤングソーズやきそばも、本来2種類の商品の自主回収で良かったらしいのだが、おバカなクレーマー達によって全商品自主回収になったらしい。 客はそんなに偉いのか? この本に書いてあるように「対等」だと思うが。 完璧を目指すために起こるムダも納得。 トイレに行く時間までチェックしている会社!! 暇だなぁ。 ★★2017/12/10

JILLmama

18
公務員、皆んな読んだ方がいい。 無駄な仕事しかないんだもん。昔から続いてるから。 やめられないから。情報共有ひとつとってもムダばかり。 大改革しなくても変えられるところはあるよねー。2023/05/26

BluePlanet

12
★4.0(3.50) 2017年10月発行。1人当たりのGDPはOECD加盟国の中で1993年世界6位だったのが、2015年には18位に。1時間当たりの生産性は欧米の2/3.従って、当然一人当たりの所得水準もどんどん低下傾向に。その理由が確かにこの本を読むと良くわかる。日本の会社の仕事はなんとムダなことが多いのか。重箱の隅をつつくようなマイクロマネジメント。考えてみると、確かにムダな会議、報告書といい各人が仕事上の無駄の排除を心掛けないと、この先日本はどんどん世界からおいてきぼりに。経営層に必読の書。 2019/02/23

ハイちん

12
内容のない会議、読む価値のない資料、書く必要のない書類作成、形式化した手続き。無駄な仕事の数々が我々の生産性を低下させているとのこと。僕としては長期的な視点で見ればどうせみんな死ぬんだから世界のあらゆる仕事(というかあらゆる人間の活動)そのものには価値はないと思っていて、大体の人は自分の仕事が無価値だと思いたくないがために生命至上主義とか資本主義みたいなイデオロギーと自分の仕事を合体させて「自分の仕事には価値がある」と信じているんだと思っている。というわけで効率化とかどうでもいいじゃないかと思ってしまう。2017/12/09

元気伊勢子

8
何にしても現実を認識することが大切。完璧を目指さないというのは、ドキッとした。完璧を隠れ蓑にした怠惰ということもあるのだと。2021/05/01

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