二見時代小説文庫<br> 地獄耳1 奥祐筆秘聞

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二見時代小説文庫
地獄耳1 奥祐筆秘聞

  • 著者名:和久田正明
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 二見書房(2017/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784576161655

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内容説明

飛脚屋の居候は仮の姿、奥祐筆組頭烏丸菊次郎、地獄耳で「悪」を討つ!

二百年前の「淀殿の密書」が大名家藩邸から消えた。
御家断絶必定の密書を巡る、謎の仕掛人の真の目的は? 地獄耳たちが悪党らを暴く。

飛脚屋に居候し、十返舎一九の弟子を名乗る男、実は奥祐筆組頭・烏丸菊次郎の世を忍ぶ仮の姿だった。菊次郎は同役の建部内蔵助とともに、飛脚屋の手下らと闇の悪を暴くために立ち上がったのだ。内蔵助のもとに、陸奥中村藩の留守居役から、戦国の「淀殿の密書」が盗まれて、表沙汰になると御家断絶は必定との相談が持ち込まれ……。菊次郎と地獄耳の仲間たちが悪を討つ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

104
奥祐筆秘聞「地獄耳」1巻。表の顔奥祐筆組頭、裏の顔は飛脚問屋を隠れ蓑に巷間を騒がせる武家絡み事件?を解決する主人公烏丸菊次郎。十返舎一九に気に入られたり、若妻、春奈とも仲睦まじく、仲間もそれぞれ個性がありそうで面白そうなシリーズですね。次巻も期待。 2017/02/18

いつでも母さん

86
久し振りの和久田作品。奥右筆は上田さんので楽しんだのだが、忙しいだろうに裏の顏を持ちながらなんて、又面白いシリーズが誕生しましたね。おまけに可愛い妻(しかも上司の妹)と子作りもままならない忙しさと来た(笑)又、十返舎一九に気にいられ、十返舎馬風を通り名としてるなんて、これはこの先十返舎一九との絡みも出てきますね。今回はメンバー紹介の回と言う事で、次回を楽しく待つことにしたい。2016/11/22

えみ

57
ちょうどいい熱量で読み易さと真っ当な登場人物が時代小説初心者にも手を出しやすい。影のお役目…というところにも惹かれる。バリエーションが豊富な江戸の町。そこで事件解決のために世を忍んだ仮の姿で生活しながら悪人成敗。王道でありながら、「淀殿の密書」を巡る謎や歴史も話題にあがり、江戸の人にとっても現代と同じように戦国時代は歴史なんだなって当たり前のことを実感してホッコリする。様々な人々が少しずつ罪を背負わされて、その罪を図りながら黒幕を追う烏丸菊次郎。奥祐筆組頭の彼が活躍する地獄耳シリーズ第1弾!今後が楽しみ。2023/01/21

あかんべ

8
目付けでなく、奥祐筆としたところの意味が、ちょっと薄い。薄給だが、仕事は一杯で独自に出歩いたり捜査したりする暇があるとは思えない。大目付の不正を捜査するなら分かるが。う~ん2017/01/17

藤よい

2
シリーズ1作目。用事が多く、小刻みに読む羽目になりました(師走ですね…。)内容は堅苦しくなく、組頭の菊次郎を中心に地獄耳が事件を探索していきます。後半の紋之助と小糸のやりとりは安易な感じがしました…。地獄耳のメンバーのキャラクターをもう少し知りたいので次巻以降、少しずつ分かれば良いなぁと期待しています。2019/12/18

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