水の森（３）

著者名：小林有吾【著】

講談社（2017/10発売）

• ISBN：9784063760538

内容説明

強い想いと笑顔でジャンヌの心を明るく照らす陣内。そんな彼に訪れた、最愛の肉親の死──。一方、紛争が続く東エルニアでは、怨嗟に我を失う市民の手に核兵器が握られ、人類の未来をも揺るがす事態に発展していた。厭うべき存在だったはずの「人間」の苦境に、ジャンヌの心は激しく揺れて‥‥。あたたかな想いをのせて貴方に贈る、４つの物語＜完結＞。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[しぇん]

再読。人間の哀と愛に溢れた物語でした。最後のジャンヌの生きる感情が戻った顔とか印象的でした。カーテンコールの陣内の話のお陰で救いもあるはずだと信じられて終わるのも良いですね

2022/08/11

[仲江市松]

掲載誌の島流し、終盤の駆け足具合から言って、打ち切りだったのでしょう。それでも、粗方の伏線はきっちりと回収し、綺麗に完結させている辺りは流石の一言。これだけ独自の色をはっきりと打ち出していて、描きたいものを描いているんだと訴えてくるような作品を堪能できた幸せは、忘れえぬものです。誰が何と言おうと、私はこの作品が名作であり、傑作なのだと信じます。胸が心地よく震える、素晴らしいマンガでした。

2015/08/03

[cassyu]

途中打ち切りになっちゃった？終わりは綺麗ですが、許された3年間をもっと丁寧に描きこんでから作者さんは〆たかったのでは？でも、この主人公キャラではしょうがないかな。。。＾＾；私も編集担当さんと意見いっしょです（笑）

2013/04/05

[ZIN]

この頃から才能の片鱗は現れていたのか。。

2017/10/30

[elp]

こりゃすごい。綺麗に完結しているし、毎巻、見所を用意する手法もお見事。発行部数が少なすぎる点だけがいただけない。

2011/05/02