内容説明
歴史において多くの人を魅了してきた名著、『戦争論』。プロイセンの軍人、クラウゼヴィッツが記したその内容は、アメリカをはじめとした各国の軍事に大きな影響を与え、現代においてもなお輝きを保ち続けている。そこで内外の戦略書に精通する著者が、自著『わかる・使えるクラウゼヴィッツの戦略』をベースに、そのエッセンスを抽出。争いにおいて予想外の事態が起こる理由とは、「頭の良さ」が決断を迷わせる、戦わないのも策のうち……。混沌とした今こそ『戦争論』が必要だ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
horabook
3
★★★☆☆:難解だと言われるクラウゼヴィッツの「戦争論」をわかりやすく解説したもの。確かに引用されている部分だけみてもさっぱり意味がわからない。「孫子」が相手を騙して有利にことを進めようとするのに対し、「戦争論」は数と力で押し切る戦い方。戦いを生きるか死ぬかの一度きりのものとみるか、平和と戦争の繰り返しとみるかという捉え方の違いが背景にあるとのこと。なるほど。2019/11/01
エルウッド
1
これは、軍人カール·フォン·クラウゼヴィッツが書いた『戦争論』を解説した本です。 『戦争論』は、クラウゼヴィッツが、当時の英雄ナポレオンに敗北した経験をバネに、戦争の本質を自分なりに分析して書いたそうです。 内容は、書名の通り、戦争に関する内容ではありますが、ビジネス等にも共通するとして、影響を受けている人は多いようです。 私も、『戦争論』を読んでみましたが、文体が硬いので、解説本から入る事にしました。2023/02/19
史
1
引用は良かったのだけれども、解説がなんか俗っぽくて……。2018/10/23
kuro
1
読んで良かったし、買って手元に置きたくなる本。東の孫子、西のクラウセヴィッツのクラウセヴィッツ『戦争論』を分かりやすく解説した1冊。たとえ話が分かりやすく、難しいと言われても『戦争論』に挑戦してみたくなった。2018/07/26
しゅんのすけ
1
クラウゼウィッツの戦争論の概説書。ビジネス書の類かと危惧したが、クラウゼウィッツの生涯や戦争論の書かれた時代背景、更には同書が広く採用された経緯などについてもコンパクトな解説があり、理解を深めることができた。2018/05/09