内容説明
未解明の部分が多いストレスのメカニズム。最新の手法を用いた実験により、ストレス時の脳の反応が詳細にわかってきました。例えば、嫌な体験を思い出すだけでストレス反応は起きてしまいます。また、怒りをきっちり出せるとストレス反応は長引きません。心理的なストレスは繰り返すと反応が増強されます。本書で紹介する貴重な実験結果からは、ストレス予防のヒントが具体的に見えてきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ミライ
33
最新の動物実験から判明したストレスのメカニズムについてのヒントを具体的に記した書籍。脳の作りから始まり、ストレスによって脳や体はどのように反応するか、心理的・活動的・加齢・昼と夜のストレスまで、幅広く検証し、最後にストレス対策として、ストレスを和らげる方法やストレスマネジメント方を提示する。脳の部分は図解などを利用して、解説されているので非常にわかりやすい。2019/05/09
袖崎いたる
9
ストレスの定義からはじまり動物実験の成果をヒトに当てはめていきながらストレスに由来する精神的苦痛の予防法を説く。知らない人はストレスは生きているだけで必ず被るという事実にびっくりするかもしれない。そしてそれを常識に据えてみると窺える風景もあるかもしれない。2017/11/04
ジュリ
5
紹介されている実験はマウスを使ったものなので、これが人間に当てはまるとは限らないけれど、いろいろと示唆されることがある。たとえば、ストレスで食べる量が減ってしまい活動量が増え、最後に死んでしまうのは人間の過労死に似ている。摂食障害もストレスで食べなくなり、活動的になる。ただ、マウスにストレスを与える方法がかわいそうだと思った。2018/06/27
セイバー
2
食事制限された状態で滑車を回し続けて死んだラットの話には考えさせられた。自律訓練法がまんま催眠音声の導入部分でびっくり、久留米大学医学部で研究されてたのか2019/04/23
そら
2
外から力が加えられた時に物体に生じる歪みを意味していたストレスという言葉をを生体に当てはめた。 ストレスとは要求に対する生体の非特異的反応である。これは、人の認知の仕方で度合いが変わってくる。2019/02/20




