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内容説明
猿との別れから7年、石は楠木正成の右腕として活躍していた。時あたかも鎌倉時代末期、後醍醐天皇がついに挙兵し、倒幕を目指す英雄たちを飲みこんでゆく。新たな時代の足音が聞こえる歴史バトル・アクション第4巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のれん
12
後醍醐天皇と強キャラ感はそのままだが、この楠木正成は新鮮。なんとなく中間管理職っぽさもあるのだが、きっかけがあるとどこまでも突っ走る狂気もある。 向こう見ずなようで計算高く、小心者だが自信がある策には度胸が凄い。 作者の新しいようで徐々に形成された人間味が面白い。最近の研究から示される人物像を取り入れてるところもあり、取材熱心だと感じる。 肝心の物語も佳境で、石の自力治療は山風作品を思い出す荒技。現実でもやった武士はいたんだろうか。自分は腸見た時点で気絶して死にますわw2021/04/18
hannahhannah
9
七年後。車借として楠木正成と組む石。そのうち、楠木が城を持ち、帝の軍勢に加わり幕府軍と戦うことに。本格的な戦をするようになってきた。楠木はまぁ平凡な風に見えて「ひりつき」を欲するおじさんという感じ。人の皮を剥いで殺すのが好きな鬼若が良い。2021/06/05
紫
6
前巻からは七年の歳月が流れ、「石」は少年から青年へ。いよいよ『太平記』の本番、元弘の変の前半戦であります。本巻からは楠木正成、正季の兄弟が参戦。神がかり的な采配で幕府の大軍をあしらった名将のイメージが強い楠木正成ですが、本巻では他人から載せられやすい小心者の車借の親分で、なるべく戦乱には関わらないでいたかったのに気がつくとのっぴきならない状況に追い込まれているという巻き込まれタイプの凡人型。通説の逆張りなのに実態はこんなものかなという説得力が抜群であります。前巻までの登場人物も次々に再登場。星4つ。2021/01/11
getsuki
6
猿冠者と別れて7年後、石は楠木正成の元に居た。何とも頼りなさげな正成があの後醍醐帝に触発されて挙兵し、石もそれに従って戦場に身を投じていく。大塔宮も再登場し、いよいよ倒幕へと突き進むのかー。欲と野望が交錯する人間模様が面白くて仕方がない。次も楽しみ!2017/09/28
とまみか
5
太平記では大楠公が一番好きな私だが、この正成はすごく良いと思う。この正成の活躍をもっと見たかった。すでに打ち切りとは、返す返すも残念。2017/10/29
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