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内容説明
著者の冨田氏が設立した金融ベンチャー・ZUUの設立の趣旨は、「世の中の金融格差を無くすこと」。その思想に則り、本書では日本の金融資産の格差を明らかにするとともに、資産1億円超のお金持ちの実態とその根底にあるお金への哲学、プライベートバンクから彼らにレクチャーされる最強の投資法を詳細に解説します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
116
TLで見てどんな人がどういう目的で読む本か気になった。富裕層の切れ目は一億。そこから。10年ほど前に、HSBCでM&Aを担当した先に引き抜かれていったエリートの友人が、一億あればプライベートバンクと言いきっていたのだが、なぜかというのかずっと気になっていた。読んで何となく理解。一億は持たないが、それなりに資産がある場合、プライベートバンクがすすめる賢い運用を個人でするための指南。かなり難しいね。とりあえずは外貨預金と金。個人的に怖いのはこの後に来るインフレ。預金がめべりする。こんだけ刷ってるもの、いま。2020/08/10
デビっちん
27
日本の全世帯の上位約2%、純資産1億円からの世界が垣間見える内容です。1億円の壁の向こう側にいる富裕層のみを顧客とするプライベートバンクという組織とその投資法が解説されていました。タイトルとは逆説的に、富裕層のモノの見方や考え方を教えてもらえました。2018/01/14
Cambel
22
代々受け継いだ資産を、見事に食い潰したダメな家を知っている。真の富裕層は資産を目減りせずに次の代に承継できるように、綿密に準備をする。ケチとかガメツイではなく、インテリジェンスの差だ。本書からそれがわかった。それに、相続で揉めるのは資産家よりも庶民だという統計もある理由がわかった。リテラシーがないから、相続の段階になって騒ぐのだ。資産1億円の壁の向こうの世界が資産の管理という切り口からちょっとわかった。また、PBマインドで庶民が自力で資産を運用したり生活するヒントもたくさんあった。2018/07/15
ネロ
15
金融資産1億円の壁を超えると銀行マンや証券マンが何処からともなく訪ねてくるらしい。まぁ今の自分には残念ながら関係のない話...。未満の一般人では知り得ない情報株や手に入れられないブラックカードなどは別にして、資産運用は中長期の分散投資。額は大きくVIP待遇ではあるだろうが、基本は同じか。あぁ羨ましい2022/10/09
Emkay
13
プライベートバンカーが書いただけあって市場だけでなく営業方法、富裕層論、さらには投資運用心得までまとめている。業界研究書としても投資ビジネスとしても投資家としても楽しめる。プライベートバンク市場については、日本の富裕層が、経営者による事業承継も含めて、主に相続税対策のためにサービスを利用という現状はやはりもったいない。資産を動かすという発想がまだ弱いか。投資運用の手法としては、やはりETFを活用したPEファンド投資が面白かった。フィンテックとwithコロナの時代、絶対伸びてくる分野だ。2020/07/05