出版社内容情報
難解とされるRustの並行処理を理解し、安全性の高い並行処理機能を実装できる!
並行性はRustの強みの1つです。本書はその並行性を支える、アトミック性とロックの仕組みについての理解を深め、より安全で効率の良いコードを書くための指南書です。難解と思われているアトミック性、ロック、メモリオーダーのような低レベルの詳細をしっかりと理解することで、安全性が高く、効率的な並行処理機能を実装できるようになります。Rustユーザ/非ユーザ問わず、低レベルプログラミングの優れたリソースとなる一冊です。
内容説明
Rustでは並行性を持つプログラムを安全に記述することができます。本書はその並行プログラムの基盤となる、アトミック操作とロックの仕組みについての理解を深め、より安全で効率の良いコードを書くための指南書です。難解だと思われがちなアトミック処理、ロック、メモリオーダリングのような低レイヤを詳細に理解し、アーキテクチャやOSによる相違を知ることで、安全で高性能な並行処理プログラムを実装できるようになります。Rustユーザはもちろん非ユーザにとっても低レイヤプログラミングの優れたリソースとなる一冊です。
目次
1章 Rust並行性の基本
2章 アトミック操作
3章 メモリオーダリング
4章 スピンロックの実装
5章 チャネルの実装
6章 Arcの実装
7章 プロセッサを理解する
8章 OSプリミティブ
9章 ロックの実装
10章 アイディアとインスピレーション
著者等紹介
ボス,マーラ[ボス,マーラ] [Bos,Mara]
Rust標準ライブラリのメンテナンスとリアルタイム制御システムの構築を行う。Rustライブラリ開発チームのリーダーとして、Rust言語と標準ライブラリについて知り尽くしている。また、並行リアルタイムシステムの開発に長年かかわっている。Rustエコシステムで最も頻繁に使われるライブラリの管理と、セーフティクリティカルなシステムへの開発経験により理論の理解と実践的な経験が培われた
中田秀基[ナカダヒデモト]
博士(工学)。産業技術総合研究所において分散並列計算、機械学習システムの研究に従事。筑波大学連携大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Q