内容説明
映画女優・鳳千代子の最初の夫・笛小路泰久は、軽井沢のプールで死体となって発見された。千代子の二番目の夫も不慮の事故で落命、三番目の夫が殺害される。この事態に、千代子の現在の恋人飛鳥忠煕は、金田一耕助に調査を依頼するのだが……。 書下し長篇探偵小説全集(講談社)の一冊として1955年に執筆予告、その後長期にわたる中絶期間を経て、74年、堂々完成。空前の横溝ブームの中、作家として見事復活を遂げた著者渾身の大巨編!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
y yoshi (イツモ ホンヲ ハナシマセンデシタ)
9
マッチ棒の謎がよかった。2019/10/13
poke
7
登場人物が多すぎて読むのに時間がかかった。2018/01/28
♪りんまま♪
7
自選集全7巻読み終わりました。一番ゾッとしたのがこの仮面舞踏会かも。2014/09/09
遠藤三春
4
おお、面白かった!浮気するという言葉を「よろめく」と書いていたり、映画からTVへの変化など当時の風俗事情も垣間見れて興味深かった。犯人についての意外性もあっておもろかった。こんな展開ありかよ!っていうのを自然と驚愕をもって読ませてしまうのが横溝作品の面白いところ。角川の文庫と違って後書きに当時の解説やらの付録が充実しているのがいい。執筆当時から一度休筆して書き始めたのが数十年後とか、奥さんめっちゃ献身的な方(そして102歳までは生きていた!)横溝の金田一への思いが温かいもので泣きそうになった。2016/03/31
121111
3
★★★☆☆ 人数多い割にキャラ薄くてごちゃごちゃ2017/11/13