講談社ラノベ文庫<br> 霧ノ宮先輩は謎が解けない

個数:1
紙書籍版価格
¥682
  • 電子書籍
  • Reader

講談社ラノベ文庫
霧ノ宮先輩は謎が解けない

  • ISBN:9784063816143

ファイル: /

内容説明

突然起こる事件、そこに颯爽と現れ、華麗な推理で解決する、名探偵。そのように振る舞う霧ノ宮才華は、僕の先輩だ。しかも財閥のお嬢様で、僕みたいな平凡学生が近づけるような人ではないのに、なぜか僕は先輩の助手にされている。事件現場へ赴き、首を突っ込んでいく中、ついに本物の殺人事件が起こる。 「深き闇の中を彷徨いし謎、この私が白日の下に暴いてみせよう」先輩の推理が閃いても、残念ながら謎は解けない。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スズ

46
数日中に死を迎える者の彼岸花(運命)を視る事が出来る美人だが迷推理を連発したり危なっかしい言動の多い霧ノ宮才華と、容姿も頭脳も並だが危険な事件に全力で首を突っ込んでいく先輩の助手として同行する日下部秀一が他学園で起こったバラバラ殺人事件に挑む推理物。発見した証拠や違和感から真犯人を追い詰めていくのは探偵ではなくその助手である一風変わった作品で、首や足等一人一人の少女から体を切り取って『天使』を完成させようと動く犯人が不気味でした。砂糖でケーキを埋め尽くし笑顔で食す先輩が可愛く、一時の休息の時間も面白かった2019/12/29

よっち

36
事件の匂いを嗅ぎつけて実家の財力もフル活用し現場に赴く霧ノ宮先輩。傍迷惑な彼女に助手とされた後輩の秀一が探偵として事件を解決する探偵小説。華麗に的外れな迷推理を披露してしまう残念な霧ノ宮先輩が持つ特異な能力。彼女に振り回されて殺人事件の捜査に関わるうちに起きる第二第三の事件。いわくありげな人間関係を設定をいくつも提示しながら物語へ上手く落とし込めず、消化不良気味なまま終わった感はありましたが、たびたび挿入される犯人の独白や伏線は事件解決へと繋がっていて、探偵役秀一はなかなかいい味を出していたと思いました。2017/09/01

サキイカスルメ

10
ちゆちゃんの可愛さね。推理が全く出来ないのに推理をしたい霧ノ宮先輩と、そんな先輩に付き合わされる少年こと日下部秀一と首切り殺人事件のお話。現代ものラノベでストレートな殺人事件は、最近だと珍しいんじゃないかな。私はちゆちゃん推しだったので、ちゆちゃんの出番がもっとほしかったです(え)てっきり標的にされてピンチな状態になるかと思ったら全くでなかったので……。2017/09/13

しぇん

8
前作よりは良かったですけど、この事件なら短編レベルで解決して複数話やってくれても良かったかな?ともおもったり。主人公達の身の周り話は多く作れそうですが、一巻と言うことで全然出て来てないですしね。続刊は気が向けば。2017/09/03

真白優樹

8
事件とあらば首を突っ込む先輩少女と、振り回されながらも探偵となる少年が殺人事件に立ち向かう物語。―――推理しない探偵の隣、助手は推理し答えを導く。迷走し暴走する探偵、そんな彼女の隣で情報を集め、推理を巡らし解決へと導く助手。何とも凸凹で、だが噛み合っているコンビが事件に立ち向かうこの物語は、推理小説としてきちんと成り立っており、様々な伏線や謎を誘う独白が物語を犯人とその理由へと導いていく、推理小説が好きな読者様であれば楽しめるのではないかという物語である。さて、次なる謎とは。 次巻も楽しみである。2017/09/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12221946
  • ご注意事項
 

同じシリーズの商品一覧

該当件数2件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす