内容説明
「ラインの黄金」「ヴァルキューレ」「ジークフリート」「神々の黄昏」の4篇の楽劇からなるリヒャルト・ワーグナー(1813‐83)の舞台祝祭劇《ニーベルングの指環》は、台本執筆と作曲をワーグナー自らが行い約26年の歳月をへて完成された。そして1876年8月、その上演のために建設されたバイロイトの祝祭劇場で全曲としての初演が行われたのである(訳者あとがきより)。今日でも世界中で上演されているこのような天才の大作を訳すのは、並大抵の作業ではない。訳者は、資料や台本の研究だけでなく、古ドイツ語の原語感覚、尾韻、頭韻の効果、歌詞中のアクセントや音の響き、構造的まとまりなどを、スコアと参照しつつ翻訳を進め、ここに決定版とも言える対訳を完成させた。もちろん昨今のバイロイトでの新しい見解や新演出を踏まえた上、読者が分かり易いようにと考えて表現されている新訳書き下ろしである。同対訳シリーズは、ドイツ語と日本語が交互に置かれ同時に目に入ってくることで、オペラを聴きながら観ながら訳文がどこにあるか見失うこともない。学究派や精読派にも満足のいくものとはいえ、オペラ・ファン、鑑賞する人のためを考えた仕様となっている。ポケットにハンドバックに入れて観劇、旅行にと、たくさんの機会に使ってほしい。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
adelita
2
ミーメがかわいそうミーメがかわいそうミーメがかわいそう。アルベリヒとミーメは、やっぱりちょっと『指輪物語』のゴラムとスメアゴルを思い出す。ヴォータンやジークフリートはやっぱり人間離れしていて、どうも敵役のハーゲンが一番理解しやすかったなぁ。観に行った『神々の黄昏』でハーゲンを演じた歌手の方が素敵だったせいもあるかもしれないけど。ト書き読んでると、これ舞台美術どうすんだ……?というところがいっぱいで、一度映像でいいから上演しているのを観てみたい。公演観に行く前に読み終わらなかったのはないしょ。2017/04/06
T.Y.
1
良い対訳だった。しかしラストは長いト書きで終わっていて、完全にオペラの演出家依存だな、と思う。2013/09/29
みずがし
0
面白かった。内容は第2日『ジークフリート』第3日『神々の黄昏』の対訳。下巻から読んだ理由としては一番近い上演が「第2日」のため(予習)。対訳の書き方は左右見開きではなく、上下に表示される逐語訳といった形式。原語の雰囲気を味わいつつ和訳で意味を確認できる。あらすじだけだと単調すぎてしっくりこない箇所があったが、実際に歌われるセリフをたどると、すんなり受け入れられた。様々な視点から深く掘り下げられそう。音楽的要素やドイツ語、韻文の構成などの知識があれば、より楽しめると思うので精進したい。2017/03/01
えふのらん
0
なんだかんだで愛の物語。第一夜のジークムントもこの第二夜のジークフリートも愛が物語を廻している。しかし、だからこそ、ハーゲンの媚薬がすべてを裏返してしまう。ジークフリートが薬によって理性と記憶を喪ったことで彼とブリュンヒルデの恋仲は破綻し、怒り狂った彼女によってヴォータンが望んだ神々の繁栄も世界の終末と共に潰える。そもそも神々の奢りとアルベリヒの呪いからはじまった物語ははじまったわけで、両者の破滅は結末ににふさわしい。2021/09/21
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