内容説明
大江伸吾は、とある事件をきっかけに定町廻りから臨時廻りに役職替えさせられてしまった南町同心。本来は暇なはずの臨時廻りの勤めだが、伸吾はこのところ忙しい。それは、相棒を組まされた先輩同心の鞠小路左近が、さまざまな事件に興味を持って首を突っ込むからだ。左近は、奉行所内でも評判の変わり者。死体が苦手で、刀が血で汚れるのが大嫌いという、並はずれた潔癖性。だが、その一方で探索の才と剣の技は人後に落ちない凄腕だ。そして伸吾は知らないが、左近には、何故かお奉行大岡越前守の後ろ盾が……。左近に翻弄されながらも、お気楽同心だった伸吾が解決をめざす難事件の数々!大好評書下ろし時代娯楽シリーズ第二弾登場!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
green
6
さくさく読める第2弾。"座頭の目"座頭との戦いで珍しく左近が窮地に陥ってたけど、目が不自由な分、やはり感覚が鋭いんでしょうね。"三笠付の罠"脅されたから殺すのは、全然理由になってない。この時代だと恥は耐え難いものだったのかな。"同心の涙"英之進、酷いですね。結婚を反対されて、罪を犯したら母親のせいって。そんなに江戸時代甘くないと思う(笑)2017/03/17
suzu
2
そう、漫画感覚で読める。おもしろい。もう一冊あるそうだから読もうと思う。2014/02/01
ふみえ
2
江戸版‘相棒‘第2弾。漫画感覚でスラスラ読めて、そこそこ楽しい。3編が収録されていますが、伸吾のちょっとした怠け者ぶり共感しちゃいます。いつまでも、母親に小言を言われてるのが可愛いです(我が子なら半殺しだけどね)。2013/03/06