内容説明
アルフ・レイヴァースは『賢者』である。アーカイド王国の危機を救ったアルフは、騒乱の最中に得た聖剣の封印を解くべく、エルフのシェリルと半魔族のヘロイーズを連れてドワーフの国へ出発した。道中で宗教国家・フェルド皇国の首都に立ち寄ったアルフは、三百年前に魔王討伐の戦いで肩を並べた【六英傑】のひとり『聖女』の子孫にまつわる不穏な噂を耳にする。真相を確かめるべく、今代の『聖女』がいるという首都最奥の巨大な教会へ侵入。しかし待ち受けていた狂信者たちにより、魔力を阻害する“魔導師殺しの空間”に囚われてしまい……!?
『賢者』の魔導と未知の術理が相剋する魔王討伐後の英雄譚、第二幕！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
3
旅の道中、立ち寄った宗教国家でかつての仲間の子孫に関する騒動に巻き込まれる今巻。―――救って見せる、その為なら躊躇いはない。かつての仲間の子孫の願いを聞き届け暴れ回る今巻は、アルフが願いに応じかつての力を解き放つも自分の力の限界を知る、守りたいものは守れたものの苦いものの残る展開であり、只の主人公最強ものではない空気が漂っている巻である。新たに聖女を仲間に加え旅を続けるアルフ達。そんな彼等を見つめる黒幕達は新たな駒を手に入れ静かに笑う。今はまだ交わらぬ敵との道はどこで交わるのか。 次巻も楽しみである。2017/08/29
TcodeF
0
力を奪われ続けていたかつての仲間の子孫をやはり今回も英雄級の強大な力で救出しますが、主人公最強モノにありがちな「回数制限」も登場。さて、どれだけ続くかなぁ？2017/12/08
