内容説明
1940年、内戦の痛手いまだ癒えぬスペインでは、フランコ殺害を企む一派が暗躍する。ジブラルタルを巡り、日英独の諜報戦が熾烈を極めるマドリードに現れた日系ペルー人の宝石商・北都昭平は、やがて激動する歴史の渦へと巻き込まれていく。『イベリアの雷鳴』『遠ざかる祖国』『燃える蜃気楼』『暗い国境線』『鎖された海峡』『暗殺者の森』『さらばスペインの日日』の7篇からなる、著者畢竟のエスピオナージ大作が遂に完結!
目次
イベリアの雷鳴
遠ざかる祖国(上)
遠ざかる祖国(下)
燃える蜃気楼(上)
燃える蜃気楼(下)
暗い国境線(上)
暗い国境線(下)
鎖された海峡
暗殺者の森(上)
暗殺者の森(下)
さらばスペインの日日(上)
さらばスペインの日日(下)