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内容説明
トランプ大統領の政策が後押しし、サイバー空間という名の「第7大陸」を支配して好調なアメリカ経済は、さらに隆盛する。また、優秀なインド人がアメリカで起業するように、新技術や新ビジネス・モデルも、結局、アメリカでしか生まれない。一方、「メイク・イン・アメリカ」政策で主要な製造工場を失う中国は最後の一撃を見舞われ、バブル崩壊の坂道を転げ落ちる! 2020年の世界経済が見える!!
目次
はじめに──日本に吹く地政学的な追い風
序 章 アメリカと日本に吹く歴史的な順風
第一章 トランプ大統領でアメリカ経済はこうなる
第二章 アメリカが獲得した「第七大陸」
第三章 ドル本位制の最盛期が始まる
第四章 回復不能な中国経済
第五章 トランプノミクスの最大受益者は日本
あとがき──主役交代の時代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kawa
27
アメリカの産業構造は、ドルが高くなればなるほど、アメリカ経済にとって恩恵をもたらす(117頁)、日本株はとりわけ大きく振幅するドル円レートに連動する(185頁)等が勉強になる。とは言え、今のドル元レートは3年ぶりの元高。経済は生き物、盲信は怪我のもとか?中国のハードクラシュは、日本にも影響が甚大。賢人の知恵でどうにかソフト・ランデイングしてもらいたいものだ。(2017年刊)2021/06/09
hk
16
……アメリカのIT関連企業が前代未聞の最高利益を記録している。その傍らで何故か空前絶後の低金利が続く。低金利とは資金の供給に対し需要が不足している状況だ。一方で最高利益を更新する好景気であるならば、業務拡張のため企業は設備投資を行い金利は上がるはずである。こうしたマクロ経済における一連のセオリーは今や通用しなくなった。というのもアップルをはじめとする米IT関連企業は業務拡張をするにしても、直接設備投資ではなく外注委託によって増産を行うのが常態化しているからだ。……といったお勉強をさせてもらった。2017/11/24
おおたん
12
2017年の本。答え合わせを含めて読書。本のタイトルは、今後の経済、中国が席巻するように見えますが、実は、アメリカだよ!という内容だと思ってたら、より日本の経済の方が爆上げだよ!という内容でした。今までも投資関連の本を読んできましたが、新たな言葉や知識が吸収できた本でした。日本の経済が上向く根拠の話は、なるほどと思わせてくれる材料があり、勉強になりました。投資の勉強される方は、読んでおいていいと思います。2020/11/15
いの
3
地政学。ドル高円安2019/04/05
yomihajime
3
武者さんの本。一言で言えば「最後にアメリカは勝つ」。外交問題でかつて岡崎久彦氏が「アングロサクソンにbetしてれば最後に勝つ」といって経済版か。揶揄するつもりはない。鉄鋼アルミの関税でアメリカが中国に経済戦争を仕掛けている今を見る限り、武者さんは「ほら俺の言う展開だろ」と笑っているだろう。80年代の日本もアメリカに貿易戦争を仕掛けられ、その後の失われた20年に続く。中国は当然これを教訓にしているはずだ。今回は軍事的覇権の座も中国は米だ党を狙っているだけでに安保と連携させた動きも出てくるはずだ。2018/03/23