内容説明
東京で夢破れ、実家へと戻ってきたすずは、母の勧めで郵便局の仕事に就く。配属先は“別れの手紙”を届けるという「さよなら郵送課」。そこですずは別れの手紙に込められた、一人ひとりの想いに気づいていく――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たるき( ´ ▽ ` )ノ
35
別れがテーマの本にしては、軽い印象。悪くはなかったけど、主人公のキャラのせいかな?少し幼いように感じた。2018/07/30
吊り太郎
30
とどけるひと~別れの手紙の郵便屋さん~というタイトルに引かれ購入!!初読みの作家さんでした!!別れは辛いだけじゃない。たから届ける理由がある。確かに辛い事だけど、理由や前を向く事が出来る事もあるのだと思いました!別れ=悲しいでは、なく前を向くためのステップなのかな?確かに辛い、引きずる事だってあるし、そこで何かを越えそっと背中を押してくれる様なホッとするストーリーでした!2017/09/17
豆腐
21
お別れ、さようなら、を 配達 が、 過去からの 歩むためを思いを届ける 届けられた この2人の行くすえが気になる ぞ 良い作品でした、続くが有れば 読む作品 ありがとう(*- -)(*_ _)ペコリ2018/04/23
陸抗
20
高校を卒業と同時に東京に飛び出し、失恋と失業で地元に戻ってきた佐々羅すず。母の勧めで郵便局に勤めだし、配属されたのは「さよなら郵送課」。別れの手紙を必ず本人に届ける変わった部署で、これが実際にあれば利用したいと思うかな。すずが年齢よりも幼く、そのせいか話がシリアスな場面もコメディになってた。2019/08/01
彩灯尋
13
別れの手紙を届ける郵便部署の架空のお仕事小説。本音がそのまま口から出る主人公がなんとか別れの手紙を届けようと日々奮闘していく物語。いつか自分に来るだろう「別れ」に重ねつつ、ドS上司のたまに見える優しさに情緒をかき乱されながら読了。シリアスだけど前を向いていけるような気持ちがいいストーリーだった。2023/06/28