内容説明
究極の連続不可能犯罪を企む天才犯罪者が、陸の孤島で「幻影城殺人事件」を演出する。作家・江戸川乱歩と同じ本名を持つ富豪が、生涯を賭して築いた幻影城。美しい湖の小島に浮かぶ紅の城は、様々な趣向が凝らされた「異形の館」である。推理作家たちが秘境を訪れる。――老いた探偵が惨劇に引き寄せられた時、舞台は整い、物語が始まる。すべてのミステリの総決算!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミシェル
16
「コズミック」で衝撃的なデビューを飾った大流水。これ以上バカバカしい作品は出さないだろうと思った矢先、これだよ。もう天才だか変態だかキチガイだかわからんけど、ただ者じゃないことだけは事実。さすが世界でただ一人の大説家。比肩する者なし。オンリーワンだからね。読んでいると燃やしてみたくなる衝動に駆られる本て、ホント珍しいと思うよ。 ★★★★★ 「コズミック」が聖書なら本作はコーランだ。2012/03/31
PSV
15
りゅうすいたいせつのただしいようほう:ふたつかさねてにくいあんちくしょうのどたまをかちわってやりましょう。いっぱつでしとめられなかったばあいは、にどさんどとくりかえしましょう。そしたらきっと、解☆決 もうなんか、宇宙を感じた。「ララァ…」むしろ「裸裸亞…」 超然過ぎて逆に笑える。 ★★★★★2012/04/21
みのくま
10
全てにおいて計算しつくされた作品で、本書の著者は狂気を秘めているに違いない。まず物語のメタ化が徹底されており、何が作中作で何が本ストーリーなのか、二次元と三次元の境界まで不明になる。また、本文の微細な箇所にまで神経を行き渡らせており、ついつい深読みしようとするとどっぷりとミステリ沼に浸かってしまうのだ。さて、このような作品は確かに傑作なのだろうと思う。しかし、個人的には少々「鼻につく」。エラリー・クイーンや法月綸太郎に比べると、実存的な悩み(=文学性)が乏しい。勿論、そんなものは必要ないのかもしれないが。2018/04/30
くろまて
8
犯人とかもうどうでもいいし2008/01/25
ビスコ
6
木村彰一シリーズやとくまシリーズは読んだけど、清涼院流水の真髄(?)、JDCシリーズは初読み。いやあ……なにこれ。 トンデモ物語と聞いていたからか、それともメタ的な物語が最近は増えてきたからか、投げつけるとまではいかなかったけど(個人的にはむしろ嫌いじゃない、かも)、これは……バカとしか言いようがない(誉めてるつもり)。好きな人と嫌いな人がハッッキリ分かれるのもよくわかる。 ただ、文章表現で「(笑)」とか「☆」とか使うのはどうなんだろう。これもハマる人には直感的にハマるのか?2017/12/06
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