内容説明
これからずっと、私は日の当たらぬ花。妹のためにそう決めたはずなのに……。
社交界の華ともてはやされる妹と、それを陰ながら支える姉。エイミー・サモナーが妹の引き立て役に甘んじているのには、世に知られざる“サモナー家の秘密”が関係していた。無口で品位漂うとされる妹はそのじつ、知的ハンデを負っているのだ。母が亡くなり、幼い頃からずっと面倒をみてきたエイミーは、みずからの結婚をあきらめ、生涯、陰ながら妹を助ける道を選んだ。あるとき、名士である姉妹の父に近づこうとする野心家のベンが妹に求婚する計画があると聞き、エイミーは警戒心を強める。絵に描いたような美男子の彼は公爵の落胤と聞くが、謎の多い人物だ。ありのままの妹を本気で愛してくれる人としか結婚はさせられないわ!だが、そう心に誓った彼女自身が、よもや彼の虜になろうとは――■つねに予想もつかない展開を編み出す人気作家C・メリルの作品をお届けします。助けを必要とする最愛の妹のため、みずからの婚期を犠牲にしているエイミー。妹の不埒な求婚者に対する複雑な思いに葛藤しますが、ベンのほうも彼女に惹かれたくない理由が……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばん
10
美人の妹を陰となって支えるヒロインと、その妹に求婚しようとしている野心あるヒーロー。前半のヒロインとヒーローの攻防は面白かったんだけど後半は…(-""-;) ヒーローが諦めて人任せにする感じが無理だった。ヒロインの愛を勝ち取る為にもっと頑張ってほしかった。ヒロインの人間味あるところは割と好き。2018/12/05
キッチンタイマー
8
クリスティンメリルは良くも悪くもふつうの人は描かないような印象。ヒロインはオールドミスと揶揄されながらも、実は片っ端から男を嫌って振りまくって、妹の人生をフォローすると言いつつ支配している人。男嫌いだから、言い寄ってきたヒーローも可哀想なくらい酷い目 に遭わされてる。父親のダメさ、有能さとヒロインのダメさ有能さは似た者同士と作者は描いてるんだなあ。でも作品としてはそういう部分の厚みがあるんじゃないかなあ。嫌いじゃない。たまに読むのが辛いけど。
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