内容説明
シンプルで研ぎ澄まされたライフスタイルにも熱烈なファンをもつ人気料理家・有元葉子が「住まい」で大切にすることとは。計17軒にもおよぶ家に暮らしてきた経験をもとに、「家」と「住まい」について深く掘り下げる。間取りの考え方やインテリアの実例から、キッチンのつくり方、家具の選び方、さらにはご近所付き合い、街づくりのあり方への思いまで。有元葉子的「住まい考」。カラー写真多数。設計を行った建築家の話も紹介しているので、これから家を建てる人にも必見の一冊です。
(著者紹介)
3人の娘を育てた専業主婦時代に、家族のために作る料理が評判となり、料理家の道へ。素材を活かしたシンプルでおいしい料理だけではなく、洗練された暮らしぶりや、軽やかに人生を楽しむ生き方が世代を超えて熱い支持を集めている。メーカーと共同開発するキッチン用品「ラバーゼ」のシリーズは使いやすさと機能美を追求し、ファンが多い。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miri
55
図書館本。料理家の有元葉子さんが暮らす三軒の家について。仕事場に近い東京の家、別荘としての長野の家、イタリアの家、建築にあたってのこだわりや工夫が紹介されています。17回も住まいを変えたということにまず驚きました。一度でも引っ越しは本当に大変なことなので、その回数を考えると無駄を省いた簡素な暮らしを追及するのは自然の流れかと。個人的には雑多な中に住人の個性が見られるのが好きなので、ここまで省かれた暮らしは少々寂しく感じます。ですが、物の少ないガラスの崖の家は静謐で素晴らしい美しさでした。2019/10/24
miyu
30
イタリアの家を買う顛末は前に何かの本で読んで十分知っていたつもりだったのだけれど、そこが初めて自分で購入した有元さんの家だとはついぞ知らなかった。(いや、読んだのかもしれないがすっかり記憶から抜け落ちていた)初めてがイタリア、それも14世紀の修道院の一部。。あの頃も驚いたが今でもやはりすごいと思う。もっとびっくりするのは買ってからの手のかけ方。お金もどんだけ費やしただろうと下世話な想像とともに、惜しみなく時間をかけて自分の家にしていく執念というか静かな情熱に呆然とするしかない。やっぱりすごいな、有元さん。2018/04/02
たんぽぽ
24
憧れ続けてきた有元さんの暮らしの根本がここにありますね。 ため息。 センス、実務的な能力、行動力、財力…すべてが揃わないろこんな暮らしはできないとわかっていますが、やはりあこがれです。2017/06/12
布遊
18
東京に2軒(住まいと仕事場)・自然の中の家・イタリアの家と4軒も持っている。それらの共通点や、建てる際のこだわりが載っている。あまり参考となることはなかったが、カゴ好きは共通点。そして、「使えば使うほど良くなるものと暮らしたい」は、同感☆2017/10/10
かおりん
17
なんて優雅で贅沢な暮らしなんだろう。東京の家、スタジオ、野尻湖の家、それにイタリアにまで自宅をお持ちで、ご近所付き合いもしっかりあるそう。窓からの風景を楽しめる家はいいけど、今の家は防犯上カーテンは必要だし外からの視線や人影が気になる。真似したい暮らしや生き方だとは思えなかった。2017/09/11
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