- ホーム
- > 電子書籍
- > 趣味・生活(食/料理)
内容説明
東京参宮橋にある「Regalo」は、予約の取れない超人気イタリアンレストラン。オーナーシェフの小倉氏は、YouTubeで「イタリアンプロ養成講座」を配信し、登録者数は18万人を超え(2024年2月時点)、「イタリアンはムラの美学」など、独自の哲学や言葉でファンを魅了してきた。
この本は、小倉シェフが10年以上にわたり旅してきたイタリアで見つけた、「このレストランのためだけに来たい」という感動体験を自身で綴ったエッセイ。
再現レシピも20品収録しており、エッセイを読みながら、その感動の味を再現することができる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
127
この手の写真満載の料理ルポ本は定期的に読みたくなる。それぞれの風土と食材と人情に精通した著者が、単にレストランやレシピだけでなく料理が生まれたプロセスを紹介するのだから。こと食べ物に関しては、魅せられた者が魅せられた対象を語るのでなければ美味くない。140頁の薄い本だが、イタリア全土のパスタやスープからワインに生ハムまで内容ぎっしりの重さだ。現地のマーケットやブドウ畑、海山の風景の写真も眺めていると、自分が井之頭五郎になったようで空腹を覚えてしまう。これだけ愛するものと巡り合えた人はきっと幸せ者だろうな。2024/07/15
アキ
93
2017年から7年連続でミシュラン一つ星を獲得したイタリアンレストラン「Regalo」のオーナーシェフの10年以上通いつめたイタリアのおいしい料理紹介本。有名店もそれなりに美味しいけれど、地元の食材をシンプルに調理した気取らないトラットリアで、カップルや子供連れや馴染みの客たちに紛れて、ローカルに根差したワインを傾けるのが至福なのです。シチリアのFattoria Borrelloは、生涯食べたイタリア料理の中でもトップクラス。自分たちが信じられる素材を使い、信じる料理を作っている。レストランのあるべき姿。2024/07/02
たまきら
43
新刊コーナーより表紙に惹かれて手に取り…著者の自然体な語り口にうっとり。理想の料理は水戸黄門のような絶対的安心感のある料理って、何それもうサイコーです。生ハム好きの娘さんはシチリアの生ハム、そして最高峰だというクラテッロに大興奮。うんうん、食べたいよね~。うんうん、こりゃ確かに食べるためだけにイタリアに行きたくなりますよ…。2024/06/08
Nat
33
図書館本。渋谷の参宮橋にあるイタリアンレストラン「Regalo」のオーナーシェフの本。大好きなイタリア、そこへ食べるためだけに行くなんてすごいなと手に取った。行きたいけど、夢に終わりそうなシチリアのレストランがたくさんのっていた。美味しそうな料理が満載だけど、ローマ、ヴェネツィア は一軒もなし。ミラノの行ってみたいと思ったお店は閉店とのこと。残念!でも、同じミラノの生ハムとランブルスコをリーズナブルに楽しめるお店に行ってみたい。美味しそうにワインを飲んでいる写真や一緒に研修した仲間との写真がとてもいい!2024/12/28
baboocon
23
「こんにちは、参宮橋イタリアンレストランRegaloのオーナーシェフ、小倉知巳です!」YouTubeで冒頭の決まり文句をすっかり憶えてしまった小倉知巳シェフの著書2冊目。今回は毎年2回は行くというイタリアで出逢ったお店を紹介するエッセイ。イタリアの美しい風景や素朴ながらも美味しそうな写真が豊富で、イタリアに行ってみたくなる。現地料理の再現レシピも巻末に付属していて、こういうイタリア料理は日本じゃまず食べられないなあと。2024/03/11