内容説明
長距離偵察戦闘艦隊に選抜された恵一たち地球軍独立艦隊を含む途上種族のメンバーは、きびしい訓練の日々を送っていた。辺境星域出身の途上種族にとって、最新鋭の機器に習熟するだけでも大変だったのだ。最終訓練として、粛清者艦に偽装した新造艦の習熟を兼ねて、大マゼラン雲までの遠距離転移を行なうが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ノリピー大尉
14
粛清者との戦いは転換期を迎えた。それまで、防戦一方であった銀河文明評議会は、粛清者の支配する領域へ攻勢偵察部隊を送りこむことを決定する。「裏のない人間はいない。それを見せていることに気が付かない人間と、それを見せないことが自然にできる人間がいるだけだ。」(174ページ) いよいよ第二部開幕。 このシリーズで、最も成長したのはリーだろう。今ではケイイチ以上に好感が持てるキャラ。遠い未来の話なのに「ブラック企業」が登場する。2017/08/20
ひさか
10
2017年7月ハヤカワ文庫JA刊。書下ろし。第2部1作目。粛正者に攻勢をかける部隊の構成も良く考えられていて、興味深く、楽しめる。いよいよ次作は粛正者宇宙への侵攻か。待ち遠しい。2017/11/06
Abercrombie
6
○ 新章開幕。僅かの仲間とともに長距離偵察戦闘艦隊へ転属となった主人公。相変わらずご都合主義の物語展開に、説教じみた会話のオンパレードだけど、それがなぜか心地よいし面白いんだよなあ。2017/09/27
Masanori Mori
6
いよいよ粛清者軍に攻勢が始まる。今から楽しみ。早く続きが読みたい2017/07/31
MasakariR
4
エミリーさん、随分かわいくなったなあ2020/08/13