内容説明
古代ローマの饗宴での想像を絶する料理の数々、フランスの宮廷と美食家たちなど、美食に取り憑かれた奇人たちの表題作ほか、18のエッセイを収録。没後30年を機に新装版で再登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
青蓮
115
美食学(ガストロノミー)を中心に、ヨーロッパの美術について、日本の美術について纏められたエッセイ。美食学と言えども此処で語られるものは主に悪食、ゲテモノの類で、中には空想の動物も含まれる。読む分には面白いけれど、それ本当に美味しいの?と疑問に思う。孔雀の肉や雄鶏の鶏冠、駱駝の踵など到底想像できない味だ。少年皇帝ヘリオガバルスはフェニックスの脳髄を食べたいと駄々をこねたらしい。それにしても美味しいものが食べたいという食への並々ならぬ欲望には驚くばかり。お腹が満たされれば何でもいい私は美食学とは程遠い存在です2018/02/16
メタボン
33
☆☆☆★ 中世ヨーロッパの饗宴の様子が興味深かった。ベルギー象徴派の画家たちも面白かった。2022/06/21
双海(ふたみ)
24
「美食学(ガストロノミー)とは、必要を快楽に変えるための技術である、といえばいえるかもしれない」・「(アプロディナ神殿の職業的高等売春婦について)金銭のからんだ不潔な肉欲を連想させる現代の「売春」という言葉からでは、古代の神殿娼婦たちが味わっていた職業的体験の聖なる性格を理解することは、おそらく困難なのだ」2017/08/17
マッキー
21
歴代偉人の美食っぷり、あるいは奇食っぷりが描かれるエッセーは面白い。宝石や城のようにずっと残ることもない食べ物にお金を使うというのはある意味究極の贅沢だと思う。グルメは読んで損はない。2017/10/23
橘
13
美食について書かれた第一章と、それ以降の芸術について書かれた三章ほど、どちらも面白かったです。フランスは16世紀くらいまでフォーク使わず手掴みで食事してた…ルイ14世とかの王侯貴族でさえ、というのが驚きでした。2020/10/27




