集英社コバルト文庫<br> 天気晴朗なれど波高し。2

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集英社コバルト文庫
天気晴朗なれど波高し。2

  • ISBN:9784086002172

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内容説明

士官になったランゾットの乗る艦船が入港を間近に控えたある日、彼に衝撃の課題が課せられた。次の南洋への航海の際、洗礼の儀式を受ける他に、何か芸をしなければならないというのだ。それを聞いた彼に蘇った幼い頃の恐ろしい記憶――兄・ウェインが、腰に派手な布を巻いて、世にも奇妙な踊りの練習をしていた姿。“まさか、あれと同じことを自分がしなければならないというのか!?”

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりもん

16
相変わらず楽しく読了。コーアとギアスの会話が楽しい。今回はギアスの情にあつい部分がよくわかって良かった。本当にこの2人は良いコンビだ。2012/08/14

baboocon

13
若かりし日のランゾット・ギアスとトルヴァン・コーアが主役の、流血女神伝シリーズ番外編2巻。晴れて海軍士官になったランゾットが陸で出会った娼婦のオランディア。訳ありな彼女に同情と好意を抱きながらも手を出さないランゾットの朴念仁さがベタですが、事情をこっそり調べつつ彼女を休めさせるために店に通って眠るあたりは心憎い。海の神の申し子と謳われる普段は陽気なコーアの、人よりも多くの死線をくぐって生き延びて来たが故の暗い部分を垣間見た。この二人が運命の変転を味わうことになる例の事件もみたかったが、そこは仕方ないか。2012/04/11

p.p.

10
前巻と一緒に一晩で読了。前巻とちょっと毛色が変わって、こっちの方がギアス・トルハーンともにちょっと成熟した感じ。でもギャグも前巻より強烈、抱腹絶倒の連発。ほんとにこの二人は良いキャラだ。2012/11/22

じぇりい

8
作者曰く、外伝と番外編の違いは話の筋が本編に関係あるかないかと言うことらしいが、ギアスとトルハーンは別として他、色々登場人物はまた本編に絡んでくるのかな?志村けん(違う!)には笑ったがストーリー的には前回の方が面白かった。2021/05/03

みかづき

8
海軍友情物語、面白かった。まさかあそこに挿絵がつくなんて。少女小説としては革命レベルだと思う。1巻より面白くて、けれどきちんと繋がっている個所もあって、間違いなく「親友」に至るまでの2人の過程を見ることができる。章ごとに挟まれる文は、これからの本編の波乱ぶりを思わせるすごく怖くていいスパイス。特に最後の…! あと4コマ笑いました。特に右下。…さて、ランゾットとコーアから、ギアスとトルハーンに戻ろう。どちらの彼らも大好きだ。2011/06/24

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