内容説明
高校生のソーシは、幼い頃失ったはずの妹の面影を残す不思議な少女を目撃する。彼女はモモカ、伝説や伝承で語られた空想上の存在【パラミシア】と呼ばれる異世界人だった――“人類VS物語”の戦争が今始まる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナカショー
15
ラストの展開が禁書の1巻に似ていると思ったのは気のせいでしょうか?次巻があれば読んでみたいです。2017/09/23
nawade
13
★★★☆☆ 幼い頃失ったはずの妹の面影を残す異世界人の少女と出会ったソーシが目にする人類VS物語の戦争を描いた物語。人間でありながら運命線が見える能力を活かしてバッドエンドが定められた運命を改変してヒロインを救い出せ!単なるバトルファンタジーではなく、カンピオーネのように根源がキーとなる展開。もっともあちらはまつろわぬ神が相手でしたが、こちらは物語が相手、馴染み深い童話が相手ということでシンプルなわかりやすさがあります。そして、主人公の一本筋が通った性格が良かった。2017/07/21
水無月冬弥
11
八街 歩先生の #ラノベ いろいろな要素をつぎ込んだ源田異能バトル、詰め込み過ぎて過積載になっているけど、掴みはオーケー、ただラストの展開がねえ、誰か突っ込みそう 2017/07/29
真白優樹
10
伝説、伝承の世界から異世界人が現れ世界を巡って争う世界で、妹を亡くした少年が異世界の少女と出会い、始まる物語。―――悲しき根源が導く終幕を、その拳で撃ち砕け。物語の根源は綺麗なものなんかじゃない、そこにあるのは誰かの思いが捻じ曲げた物語。物語の世界の者達の怒り、そして亡くした妹を探す少年の物語への想いが交錯するこの物語は、既に安定感を叩き出す面白さがあると同時、根源を巡る熱い戦いと、ヒロインを救う為に嘘をついてでも戦う少年の優しさが魅力的な物語である。次なる物語、そこに待つのは。 次巻も楽しみである。2017/07/21
ℳℯ
9
★★☆☆☆ 世界観や台詞のルビなど、ベタな厨二病全開の本作。童話が絡んできていたのは個性的で面白かったが、《保全者》の性質やソーシの師匠などその他もろもろがご都合的な展開になっていたことはいただけないかなと。サブタイも語弊があり、そこは残念に感じた。ただ、キャラが魅力的であったり、最後の展開は意外で他の作品と比べて味が出ていたかなと思った。2021/03/24