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内容説明
10歳の佐那子(さなこ)は銀座で父と二人、寄り添うように暮らしている。ここはネオンきらめく大人の街のようでいて、ちゃんと子供たちの世界も存在している不思議な街。そこで佐那子は、いろいろな人に出会い、さまざまな愛の形や別れの悲しさを知り、成長していくのだった――。大和和紀の真骨頂、繊細で心温まる現代のフェアリー・テイル! 名作『眠らない街から』と続編『A列車でいこう』を収録した完全版!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
22
カルチャーショックを受けました。いや、図書館に漫画もあるんですねー(^^;; 想い合っている父も娘も、色々な人と関わって様々な経験をして変化し成長していくのだから、本気で向き合わなければいけないな、という話し。娘が大人になってしまうのなんてあっという間なんだろうなー☆貴重な日々ですね。2014/09/24
S.Mori
12
父と娘の繊細で心温まる物語です。ちょっとはずかしいですが、読みながら何度か涙ぐみました。建築家のお父さん一人に育てられた佐那子の優しさが心に沁みます。銀座という街の光と影を織り込みながら、そこでひたむきに生きる人たちの応援歌にもなっています。「愛することは喜びだけど、苦しみや悲しみになることもある。でもそれが心から愛することなの」という登場人物の言葉がたまらなく好きでした。結末では苦しんでいるクラスメートの男の子を佐那子が救おうします。彼女の優しい行動により、この物語は爽やかな幕切れを迎えます。2020/01/01
ninoko
2
時々読み返す1冊。レモンの木が欲しくなる。2014/06/24
み~くま
2
大都会のど真ん中で暮らす少女。でも・・・彼女にとって、この眠らない街こそが故郷なんです。少女と、彼女をとりまく温かい人々との交流を描いた物語。
だまこ
1
小学生の頃、姉が買ったこの作品を初めて読んで、レモンバウムやA列車で行こうを知った。大人になってからも、ふとした時にこの作品を思い出すことがあったので、また読めて良かった。小さな女の子がほんの少し大人になる話だけど、さまざまな人間模様が描かれていて面白い。2021/03/16