講談社文庫<br> Aではない君と

個数:1
紙書籍版価格 ¥858
  • Kinoppy
  • Reader

講談社文庫
Aではない君と

  • 著者名:薬丸岳【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 講談社(2017/07発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062937146

ファイル: /

内容説明

同級生の殺人容疑で逮捕された14歳の息子。だが弁護士に何も話さない。真相は。親子は少年審判の日を迎える。吉川文学新人賞受賞作

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

632
『友罪』から続いて。これまた素晴らしく面白い。独身か既婚か、子供がいるかいないかで、様々な受け取り方が出来る多面性の高い作品だと感じた。一面的には、加害者家族に同情的すぎるようにも見えたり、被害者に対して悪し様だったり、父性と母性の演出が物語の都合上、妙に恣意的だったり、と色々思いながら読み進めることになる。それらが「物事の善し悪しとは別に、子供がどうしてそんなことをしたのかを考えるのが親」という金言ですっきり腑に落ちていく。そこから、被害者の親が現れるラストまで、見事な完成度だった。2018/07/06

三代目 びあだいまおう

349
優しかった中2の息子が同級生殺害の疑いで逮捕された。殺害を認め、その他動機等は徹底して口を閉ざす。父親視点で終始する物語は、明日は我が身と思わせる程の戦慄と苦しさを齎す。息子が犯人のはずがない、祈りながら読んだ。タイトルに込めた深い意味、世間はAと呼ぶが、我が子なら・・・。被害者の父、加害者の父、どちらにもなりたくない!責任を持って我が子の罪と向かい合っていく覚悟を持てるか。薬丸岳が渾身の想像力で紡いだリアル。子を持つ親は、そして若者も、作品に入り主人公達と一緒に悩み考えておくべき、まさに必読の書‼️🙇2020/11/06

hit4papa

287
殺人を犯した少年の父親が、苦悩と後悔と迷いの日々を送る姿を描いた作品です。著者の十八番(!)のテーマで、相変わらずのどよ~んと重い作品となっています。自分も息子を持つ父親として、主人公に自身を重ね合わせてしまい、さらにどよ〜んとしてしまいました。息子が殺人を犯し人生がガラリと変わってしまった父親。本作品は、少年の殺人に至る動機が謎として提示されます。しかしながら、自分は、その解明よりも父親の目線で少年を見続けました。父親が、決して強い人間ではないからこそ、真に迫っているのです。・・・でも、どよ~ん。2020/06/10

yamatenodolphine

184
的確な言葉が見つからない…翼は自分のやってしまった事の重大さを認識するにはあまりに子供であまりに傷付き過ぎていて追い詰められていたけれど、だからといって許される行為ではない。でも、可哀想でたまらない。大人には大人の事情があるのは当然だけど、誰かがどこかのタイミングで気がついてあげていたら違う未来が待っていたのだろうか?考えさせられる作品で続きが気になりページを捲る手が止まらなかった。勝手に翼役に加藤清史郎くんを重ねて読んでいたので余計苦しい読書だったけど読んでよかった作品です。2018/07/07

はなちゃん

181
薬丸さんならではの重い重いテーマ。「心とからだと、どっちを殺したほうが悪いの?」心を殺された人がどれほどの苦しみを負うのか想像する。簡単には答えられない息子からの問い。親と子がきちんと向き合うとはどういうこと?犯罪被害者と加害者、それぞれの家族の苦しみ。とにかく考えさせられることが多く、特に後半は読むのが苦しくなることもあった。それでも読んでみることをおすすめしたい一冊。2017/08/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12024888

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。