内容説明
中山道の名宿妻籠では、「旅人を食う鬼が出る」との不穏な噂が立っていた。危機に乗じて制定された悪法に苦しむ百姓たち。見かねた新之助と箕山は、代官所に乗り込んで葵の御紋の印籠をかざすも、偽物と突き返され万事休す。ひとり、幕府用人の策謀を追う求馬の探索は、窮地を救えるのか。<文庫書下ろし>
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鍵ちゃん
24
中山道の名宿妻籠では、「旅人達を食う鬼が出る亅との不穏が立っていた。危機に乗じて制定された悪法に苦しむ百姓衆。見かねた新之助と箕山は、役人を諌めるべく葵の御紋の印籠をかざすも、偽物とはねつけられ万事休す。ひとり、幕府用人の策謀を察知した求馬の深索は、窮地を救えるか。江戸時代劇のヒーローは、今回苦戦しながもなんとか活躍できたかな。服部半蔵が影の恐ろしさを忍ばせていた。今回は陰謀が重なりあっていて面白かった。2021/11/28
とく たま
5
御朱印状を求めて旅する御三家は、妻籠でも何も得ず去ることに!そこで出逢う謎の女性と服部半蔵、金山にまつわる柳沢の非道を目の当たりにする!・・ちょっとややこしい (-_-;)2024/07/31
ロックイ
5
後の将軍徳川吉宗、尾張藩主徳川宗春、先の副将軍水戸光國。紀州、尾張、水戸の御三家が気儘な旅の空の下で悪党を成敗する痛快時代小説第二段でした。時代劇を観ているようにサクサク読めるので、個人的に、軽い物を読みたいと思ったときに丁度いいシリーズです。2017/08/06
saga
3
水戸黄門のような話し。 水戸光圀そして、助さん格さんは、後の徳川吉宗と徳川宗春の三人が活躍し世直しをする痛快時代劇風な展開。 2021/12/18
雅
2
なんかはまって無いなぁ2017/10/04
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