集英社コバルト文庫<br> 王立探偵シオンの過ち

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集英社コバルト文庫
王立探偵シオンの過ち

  • ISBN:9784086080378

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内容説明

王立探偵は、王家の利益を図り不始末を揉み消す、王家お抱えの探偵。たとえ逃したペットの捜索でも、愛人との別れ話でも……。その仕事のひとつに、呪いとも言える不思議な力を持ち≪過ちの魔物≫と呼ばれる物具を調査することがある。紫ずくめのインチキ魔術師のような恰好をした王立探偵シオンは、助手の少女ラナと共に、血の涙を流す肖像画を調べるため地方の伯爵家に向かったが?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

瀧ながれ

30
タイトルに、なにがあったのかなーと思いながら読んでたら、結局「シオンの過ち」は次巻以降に持ち越しですか、残念、しかも期待は膨らむばかりですよ。なにがあったのかしらわくわく。今回収録の複数の事件の影に、妙に力のある魔女の存在が見えるのですが、同一人物なのでしょうか。そんな強力な魔女が何人もいたら、それはそれで厄介ですから、伏線なのかしら。いつか物語の表舞台に登場するかしら。収録作では、人形の話が印象に残りました。哀しい出会いでした。そして、希望ある真相から一転、哀しい結末でした。…変人殿下も印象的ですね。2017/06/27

うさぎや

10
「過ちの魔物」が引き起こす事件を王家専属の探偵が解決してゆくファンタジー連作。で、結局シオンは何者なんだろう……。2017/05/07

凍矢

5
この本は、ジャケ買いしたものです。あとは、作家さんも気になってる方だったので。中身的には、自分好みの内容でした。トリッキーな王立探偵のシオンと、相棒のラナという少女。この組み合わせも、好きです。続きが出ないか、密かに期待中。2017/05/06

よっしー

3
いつものコメディもいいけどこれもなかなか良かった。続きが出て欲しいな。THORES柴本さんの挿絵がぴったり&コバルトの挿絵が18年振りというのにびっくりΣ(・□・;)2017/10/10

なぎ

3
物語の世界観や雰囲気がとても好み。何よりシオンとラナの関係にグッときました。一応表向きは探偵と助手の関係ですが、ラナはシオンになら手を出されてもいいとか言ってるし、シオンはラナを子供扱いしつつも手を出さないように我慢しているような描写もあるし…。シオンの謎めいた生い立ちも気になるところです。獣と人間・男同士・腹違いの兄と妹といった恋愛における禁忌が盛り込まれていて個人的には非常に楽しんで読めました。でもあとがきで著者さんが述べている通りいつもと毛色が違う作品ではありますね、私はものすごく応援したいですが。2017/06/10

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