クリスティー文庫<br> 閉じられた棺

個数:1
紙書籍版価格
¥1,166
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

クリスティー文庫
閉じられた棺

  • ISBN:9784151301056

ファイル: /

内容説明

招待先のアイルランドの荘厳な子爵邸で、ポアロと盟友キャッチプール刑事は再会を果たす。その夜、ディナーの席で、招待主である著名作家が、全財産を余命わずかな秘書に遺すという不可解な発表をした。動揺した人々がようやく眠りについたころ、おぞましい事件が……。〈名探偵ポアロ〉シリーズ公認続篇第2弾

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

panam1927

27
★★★☆☆2017/09/28

あっちゃん

23
懐かしいタイプのミステリー、多少ポワロに違和感があるくらい、どうだっていうの?(笑)突拍子もない女流小説家がオリバー女子を彷彿とさせる辺り可愛いじゃないか!まぁ、確かに引きはクリスティに及ばないけど( ̄▽ ̄)2020/05/16

花乃雪音

18
名探偵ポアロ公認続編第2作。主要登場人物に作家を起用、毒物にストリキニーネを使い、相続に不穏な動きが見られるシュチエーションは公認続編第1作『モノグラム殺人事件』よりクリスティー寄りになった印象を受ける。話の展開がプレイフォード子爵の館で大枠完結するので作品の時代背景が感じられず現代を舞台にした別の探偵の話でも通用する所に物足りなさを覚えた。それでも最後まで読ませる作品であった。2020/12/28

タッキー

13
クリスティへのオマージュに満ちた作品。もちろん探偵は、ポアロ。ある日突然自分の遺産を、自分の息子たちではなく、病気で余命の短い秘書に相続させるという老婦人。その意図は何なのか?というのが、最初の方の謎。しかし、その後、被害者に意外な事実が発見されて、そこから見え方がガラッと変わる作品でした。最後の終わり方は、いかにもクリスティなら、こうするのだろうなという終わり方でした。2023/05/28

Sally

6
「名探偵」を創造し活かす作品を生み出せるのは奇跡なんだな、と改めて感じる一冊。クリスティの遺族公認ポアロシリーズ。アイルランドの貴族邸、未亡人の著名な女性作家が全財産を余命僅かな秘書に残すと発表した。「らしい」奇矯な家族や雇い人がひしめく中、殺人事件が。「名探偵」であることを通常は作品内で積み上げていかないといけないけど、たとえ、いつものように言葉巧みに誘導することなく、現地警察に愚直に懇願する姿が「ぽくない」と感じても、ポアロという名で流されてしまう。なんだかなあ。筋立ては「カーテン」を少し思わせる。2023/08/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11998184
  • ご注意事項